おうち薬膳レシピ
【玉ねぎって、こんなに美味だった?】じっくり焼くだけ!ねっとり濃厚な甘味が魅力の「新玉ねぎのステーキ」

【玉ねぎって、こんなに美味だった?】じっくり焼くだけ!ねっとり濃厚な甘味が魅力の「新玉ねぎのステーキ」

甘くてねっとり。みずみずしさも味わえるとあって、春は何度もつくります。時間をかけて辛抱強くじんわり焼くのがコツ。粉山椒がないときは、粗挽き黒胡椒をたっぷりふってもおいしい。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その④「新玉ねぎ」

春は気が上がりやすいと考えられています。気が上がるとイライラしてストレスを感じることが増えるので、気の巡りをよくする玉ねぎで心身のリラックスを。デトックスや血流も促進します。

“新玉ねぎのステーキ”のつくり方

材料材料 (2人分)

新玉ねぎ2個(400~500g)
にんにく1片
オリーブオイル大さじ1
A
・ 醤油大さじ1
・ 酒小さじ2
・ みりん小さじ2
粉山椒適量

1下ごしらえ

にんにくは薄切りにして芽があれば除く。玉ねぎは上下を切り落として横半分に切る。それぞれ側面から中央に向けてつまようじを1本刺し、固定する。

2にんにくを熱する

フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱めの中火で熱し、にんにくが色づいてきたらキッチンペーパーの上に取り出す。

3玉ねぎを焼く

②のフライパンを中火で熱し、玉ねぎの断面を下にして入れる。焼き色がつき、中央が柔らかくなるまで両面を5~6分ずつ焼く(焦げそうになったら火を弱める)。器に取り出す。

4仕上げ

③のフライパンにAを入れて弱めの中火にかけ、煮詰まったら③の玉ねぎにかける。粉山椒をふり、②のにんにくを砕いて散らす。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。

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