おうち薬膳レシピ
【ふわっふわ卵と大根おろしの薬膳うどん】胃をいたわりたいときにうってつけ「かきたまみぞれ甘酒うどん」

【ふわっふわ卵と大根おろしの薬膳うどん】胃をいたわりたいときにうってつけ「かきたまみぞれ甘酒うどん」

消化のよい卵と、消化を促す大根を使った胃に優しいうどん。おつゆにとろみをつけているので、温かさが保たれ、卵もふわふわに。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その③「冷凍うどん」

実家の両親が営む飲食店の「焼きうどん」が子供の頃から大好きです。加えてうどんは夫の好物でもあるので、いつもストックしています。体調不良や多忙で料理をするのがしんどいとき、レンチンして使える手軽さとアレンジのしやすさに何度も助けられました。体調に合わせて食材をプラスすれば、手間をかけずにワンボウル薬膳がつくれます。

“かきたまみぞれ甘酒うどん”のつくり方

材料材料 (2人分)

冷凍うどん2玉(360g)
大根200g(すりおろす)
1個
A
・ 水350ml
・ 麺つゆ100ml(2倍濃縮タイプ)
・ 麹甘酒50ml
B
・ 片栗粉大さじ1
・ 水大さじ1
カイワレ大根適宜
七味唐辛子適宜

1卵を溶く

卵は割りほぐす。

2うどんを煮る

鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったらうどんを凍ったまま加える。再び煮立ったら弱めの中火で5分ほど煮る。

3水溶き片栗粉を加える

②の火を止め、Bをよく混ぜて回し入れ、混ぜながら再び中火にかける。煮立ったら卵を回し入れ、卵が浮いてくるまで加熱する。

4仕上げ

器に③を盛り、大根おろしをのせる。好みでカイワレ大根をのせ、七味唐辛子をふる。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。