
料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!16品目は吉田さんの「揚げそばがき」。表面がカリッとしていておつまみに最適です。
【吉田】1年前に一人でふらっと入りました。揚げたそばがきを初めていただいたので、とても印象に残っています。そばがきはそば粉の質が味を左右しますが、揚げてしまうので手頃なそば粉でも大丈夫。ボウルは大きすぎると混ぜにくいので、小さめのものかどんぶりで。揚げることで少し硬くなるので、生地は気持ちゆるめにつくるといいですよ。
そば粉 | 80g |
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熱湯 | 80~100ml |
揚げ油 | 適量 |
わさび | 適量 |
塩 | 適量 |
ボウルにそば粉と熱湯を入れ、箸4~5本で全体が均一になるまでよく混ぜる(熱湯は少しずつ加え、耳たぶくらいの硬さにまとめる)。
鍋に揚げ油を2cmの深さまで注いで中火にかける。手に水をつけて①を半量ずつ平たい円形に整え、軽くきつね色になるまで1~2分揚げ焼きにする。
②を半分に切って器に盛り、わさびと塩を添える。
祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。
料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也