きじまりゅうたさん&吉田愛さんのおつまみレシピ
【唐揚げなのにトロトロ!】15分茹でてサッと揚げる「柔らかすぎる手羽先唐揚げ」

【唐揚げなのにトロトロ!】15分茹でてサッと揚げる「柔らかすぎる手羽先唐揚げ」

料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!11品目はきじまさんの「柔らかすぎる手羽先唐揚げ」。ちょっと気合の入った家宴会で活躍してくれます。

お題その5「俺の、私の十八番。」

【きじま】手間はかからないけれど、時間はしっかりかけたい。ちょっと気合いが入った「家飲み会」用のつまみです。柔らかくゆでた手羽を揚げるから、揚げ時間が短くていいので身がパサつかないし、軟骨まで柔らかくて旨い。鶏皮はあり得ないくらいプルプルトロトロ。骨付き肉という特別感もテンションがアガる!

“柔らかすぎる手羽先唐揚げ”のつくり方

材料材料 (2~4人分)

鶏手羽先8本
里芋300g(3個)
だし昆布10cm
10ml
A
・ 醤油大さじ2
・ みりん大さじ1
揚げ油適量
少々
B
・ 小麦粉大さじ2
・ 片栗粉大さじ1
レモン1/2個分(輪切り)

1ゆでる

鍋に手羽先、だし昆布、酒、水70mlを入れて強火にかける。煮立ったら昆布を取り出してアクを除き、蓋をして弱火で15分ゆでる(ゆで汁10mlを残す)。

ゆでる
昆布と一緒にゆでる。このゆで汁でつくるラーメンも最高に旨い!

2下味をつける

手羽先と残しておいたゆで汁をポリ袋などに入れ、Aを加えて手羽先にからめる。袋の空気を抜いて口を閉じ、冷蔵室で冷やす。

下味をつける
ゆでた手羽先に調味液をからめて、冷ましながらじんわり味を入れていく。

3里芋をカットする

里芋は皮をむいてくし形に切る。

4里芋を揚げる

揚げ鍋に揚げ油を深さ2cmまで注ぎ、里芋を入れて中火にかけ、竹串がすっと通るまで揚げる。油をきり、塩をふる。

5粉をまぶす

②の汁気を拭き、Bをよく混ぜて手羽先にまぶしつける。

粉をまぶす
小麦粉と片栗粉を混ぜて衣に。サクッとカリッと軽やかに揚がる!

6鶏手羽を揚げる

④の揚げ油を180℃に熱して手羽先を入れ、表面がカリッとするまで2~3分揚げる。里芋とともに器に盛り、レモンを添える。

鶏手羽を揚げる
小麦粉と片栗粉を混ぜて衣に。サクッとカリッと軽やかに揚がる!
完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。