きめ細かでやわらかな肉質のロースは、低温でじっくり焼いて旨味を楽しむのがお薦め。 部位ごとの美味しいローストポークのつくり方を、料理研究家の上田淳子さんに教えてもらいました。
一緒に天板にミニトマトを並べて焼けば、つけ合わせにぴったりのセミドライトマトに。
豚背ロース肉 | 700g(かたまり) |
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砂糖 | 小さじ2 |
粗塩 | 小さじ2 |
サラダ油 | 小さじ1 |
肉は冷蔵庫から出して30分~1時間(季節によって前後あり)おいて室温にもどす。肉に砂糖をざらざら感がなくなるまですり込んで5分ほどおき、塩をすり込みさらに5分おく。
オーブンを200℃に温めておく。天板にオーブンぺーパー、アルミホイルを敷いて、しみ出てきた水気を拭き取った①を脂を上にしてのせ、表面にサラダ油を塗る。
温めたオーブンに入れて5分焼いた後、温度を120℃に下げ、60~80分を目安に焼き上げる。金串を刺してみて、熱かったらOK(中心温度が63℃になればOK)。
オーブンから取り出し、アルミホイルに包んで30分ほど休ませて完成。
兵庫県出身。ヨーロッパでの料理修業中は星つきレストランだけでなく、シャルキュトリーなどでも修業を積み、肉料理には定評がある。フレンチベースの家庭料理、日々のごはん、子供の食育まで広い分野で活躍。著書多数。
※この記事の内容は、『技あり!dancyu豚肉料理』に掲載したものです。
文:瀬川 慧 撮影:馬場敬子