ミントとレモングラスの爽やかで甘い香りを楽しむ、透明感のある春色のひんやりデザートです。少ない材料でつくれる、簡単なゼリーです。華やかなおいしさが魅力のハーブとスパイスのお菓子レシピを、菓子研究家の長田佳子さんに教えてもらいました。
ゼリーを型からはずすときは、型とゼリーの間にパレットナイフで隙間をつくり、逆さにして器に取り出します。取り出しにくいときは、型の底を湯につけるとうまくはずせます。
ミント | 5g(フレッシュ) |
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レモングラス | 5g(フレッシュ) |
水 | 400ml |
きび砂糖 | 20~25g |
粉ゼラチン | 6g |
ゼリー型にそれぞれミント少々(分量外)を入れる。
ミントとレモングラスはキッチンバサミで刻む。刻むことで香りが立ち、フレッシュ感が増す。
鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら火からおろし、②を入れる。すぐにきび砂糖を入れ、粉ゼラチンを加えながらよく混ぜて溶かし、3分ほど蒸らす。
網で濾しながらボウルに移し、ボウルの底を氷水につけてゴムベラでときどき混ぜながら粗熱を取る。
ゼリー液がまったりしてきたら型に少量ずつ入れ、固まってきたら残りのゼリー液を入れる。冷蔵庫に2時間以上入れて冷やし固める。型から出して器に盛り、ミント(分量外)を飾る。
フランス菓子店やオーガニックレストラン等に10年勤務ののち、2015年に「foodremedies」(フードレメディ)を立ち上げる。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農家や食品メーカー等とともに商品開発に取り組む。現在は山梨県甲州市にラボを構え、活動中。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓