すきっとした強い香りのローズマリーと甘いながらも清涼感のあるカルダモンを組み合わせた、エキゾチックなテイストの焼き菓子です。生地にタピオカ粉を加えると、パリッと焼き上がります。華やかなおいしさが魅力のハーブとスパイスのお菓子レシピを、菓子研究家の長田佳子さんに教えてもらいました。
生地が薄くて火が入りやすいので、焼き加減を見ながら焼きます。焼けたらヘラを使って1枚ずつケーキクーラーの上に取り出し、そのまま冷まして完成。すりつぶしたカルダモンシード(分量外)を散らす。
タピオカ粉 | 5g |
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水 | 20ml |
きび砂糖 | 10g |
薄力粉 | 10g |
ローズマリー | ひとつまみ(ドライ) |
カルダモンパウダー | ふたつまみ |
白すり胡麻 | 2g |
卵白 | 1個分 |
・オーブンを140〜150℃に予熱する。
・天板にオーブンペーパーを敷く。
ボウルにタピオカ粉、水を入れ、小さい泡立て器でよく混ぜて溶かす。
きび砂糖、薄力粉、ローズマリー、カルダモンパウダーを加える。
胡麻を加え、卵白を入れてよく混ぜ合わせる。
スプーンですくって天板にのせ、直径6cmくらいにのばす。140~150℃のオーブンで10~15分を目安に焼き、網にのせて冷ます。
フランス菓子店やオーガニックレストラン等に10年勤務ののち、2015年に「food remedies」(フードレメディ)を立ち上げる。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農家や食品メーカー等とともに商品開発に取り組む。現在は山梨県甲州市にラボを構え、活動中。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓