ハーブとスパイスのお菓子
パリッと食感が楽しい"ローズマリーとカルダモンのチュイル"

パリッと食感が楽しい"ローズマリーとカルダモンのチュイル"

すきっとした強い香りのローズマリーと甘いながらも清涼感のあるカルダモンを組み合わせた、エキゾチックなテイストの焼き菓子です。生地にタピオカ粉を加えると、パリッと焼き上がります。華やかなおいしさが魅力のハーブとスパイスのお菓子レシピを、菓子研究家の長田佳子さんに教えてもらいました。

“ローズマリーとカルダモンのチュイル”のつくり方

生地が薄くて火が入りやすいので、焼き加減を見ながら焼きます。焼けたらヘラを使って1枚ずつケーキクーラーの上に取り出し、そのまま冷まして完成。すりつぶしたカルダモンシード(分量外)を散らす。

材料材料 (14〜15枚分)

タピオカ粉5g
20ml
きび砂糖10g
薄力粉10g
ローズマリーひとつまみ(ドライ)
カルダモンパウダーふたつまみ
白すり胡麻2g
卵白1個分

1下準備

・オーブンを140〜150℃に予熱する。
・天板にオーブンペーパーを敷く。

2タピオカ粉を溶かす

ボウルにタピオカ粉、水を入れ、小さい泡立て器でよく混ぜて溶かす。

タピオカ粉を溶かす

3砂糖を加える

きび砂糖、薄力粉、ローズマリー、カルダモンパウダーを加える。

砂糖を加える

4胡麻と卵白を加える

胡麻を加え、卵白を入れてよく混ぜ合わせる。

胡麻と卵白を加える

5オーブンで焼く

スプーンですくって天板にのせ、直径6cmくらいにのばす。140~150℃のオーブンで10~15分を目安に焼き、網にのせて冷ます。

オーブンで焼く
完成

教える人

長田佳子 菓子研究家

長田佳子 菓子研究家

フランス菓子店やオーガニックレストラン等に10年勤務ののち、2015年に「food remedies」(フードレメディ)を立ち上げる。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農家や食品メーカー等とともに商品開発に取り組む。現在は山梨県甲州市にラボを構え、活動中。

この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

四季dancyu2023春
四季dancyu2023春
A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1200円(税込)

文:松原京子 写真:木村 拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。