小堀紀代美さんの誰かを呼ぶ日のご馳走レシピ
醤油と七味がアクセントの"新にんじんの春巻き"

醤油と七味がアクセントの"新にんじんの春巻き"

手で持ってつまみたくなるパーティーにぴったりのフィンガーフードです。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。

“新にんじんの春巻き”のつくり方

にんじんに醤油で下味をつけておけばゲストが来てから一緒に巻いてもOK。
にんじんを切るときにサイズを揃えることが、美しい仕上がりのコツ。胡麻と松の実でコクをプラスして。

材料材料 (20本分)

春巻きの皮10枚(対角線で半分に切る)
新にんじん小2本
醤油大さじ1
片栗粉大さじ1と1/2
煎り胡麻適量
松の実適量(ナッツ類のみじん切りでも可)
揚げ油適量
粗塩少々
七味唐辛子少々

1下ごしらえ

にんじんを長さ約10cm、1cm角のスティック状に切ったものを20本用意する。バットに並べ、醤油をからめて10~15分置く。

2片栗粉をまぶす

水気を軽くきり、片栗粉をまぶす。

3巻く

春巻きの皮を三角形の底辺を手前に置き、手前に②を1本のせ、胡麻ひとつまみと松の実3〜4粒をのせる。なるべく隙間がないように包み、小麦粉を水で溶いたもの(分量外)で留める。

巻く

4揚げる

160℃の油に入れ、時々、上下を返しながら色づくまで4〜5分揚げる。最後に強火にして30秒揚げ、網にあげて油をきり、器に盛って粗塩と七味をふる。

揚げる
じっくり加熱したにんじんは焼き芋のような甘さ。熱々は最高だけど、冷めてもおいしいのでお弁当にも◎。
完成

教える人

小堀紀代美

小堀紀代美

料理家。料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。大きな洋菓子店である実家をルーツとし、世界各地への旅で出合った味をヒントに、センスあふれるレシピを考案。とことん試作をくり返すため、「本当においしくつくれる!」と評判を呼んでいる。著書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など多数。夫と愛犬サンデーの2人と1匹で暮らす。

この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

四季dancyu2023春
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いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1,200円(税込)

文:藤井志織 写真:山田 薫

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。