塊肉でつくる肩ロースおかず
ガツンと効かせた胡椒の辛味がビールと好相性"豚の胡椒焼き"

ガツンと効かせた胡椒の辛味がビールと好相性"豚の胡椒焼き"

胡椒の香りと辛味がガツンときいたインパクトのあるポークステーキです。かたまり肉を厚く切ってつくると、迫力が出てご馳走感が大幅アップ!豚肩ロースのブロック肉を使った豪快な料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“豚の胡椒焼き”のつくり方

白ワイン、ローリエ、レモンの香りをひそかにしみ込ませてから焼くのがポイント。

材料材料 (4人分)

豚肩ロース肉500〜600g(かたまり)
小さじ1強
★ マリネ液
・ 白ワイン大さじ2
・ ローリエ2枚分(手で裂く)
・ レモン6枚(半月切り)
粗挽き黒胡椒大さじ2
クレソン1束
レモン4枚(半月切り)

1マリネする

塩を全体にまぶしてバットに入れ、マリネ液の材料を加えて混ぜ、20分ほどおく。

マリネする
脂のコクに負けないように、肉にしっかり塩をまぶして塩味をきかせるのがおいしさの秘訣です。

2豚肉をカットする

豚肉は4枚の厚切りにする(厚さ1.5cmくらい)。

3胡椒をまぶす

豚肉の水気を拭き、胡椒を両面にまぶす。

4焼く

グリルを熱して豚肉を並べ、強火で15分ほど焼き、器に盛ってクレソンとレモンを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。

※この記事の内容は、『技あり!dancyu豚肉料理』に掲載したものです。

技あり!dancyu 豚肉料理
技あり!dancyu 豚肉料理
A4変型 判( 112 頁)
2021年02月17日発売 / 880円(税込)

文:中村裕子 撮影:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。