醤油にわさび、とはまったく違った新しい刺身の食べ方提案です。バターが澄んでいるうち、和えてすぐが食べどきです。蛋白な白身魚も、バターで和えることで脂が補われ、食べごたえがアップします。料理を引き立てるバターを使ったレシピを、料理研究家の大庭英子さんに習いました。
溶かしバターは電子レンジで加熱してつくると簡単。加熱しすぎると飛び散ってしまうこともあるので500~600Wで短時間ずつ様子を見ながら加熱するのがポイント。
白身魚 | 150g(刺身用、サク) |
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溶かしバター | 大さじ2 |
柚子胡椒 | 小さじ1/4~1/3 |
ブロッコリーのスプラウト | 20g |
ミニトマト | 2個 |
刺身魚は1cm角に切る。
スプラウトは根元を切り、冷水で洗い、水気をきる。トマトは薄い輪切りにする。
ボウルに溶かしバター、柚子胡椒を入れて混ぜ、刺身魚を入れて和え、器に盛り、スプラウト、トマトを添え、全体を混ぜて食べる。
シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。しみじみとおいしく、何度もつくりたくなる料理ばかりです。
※この記事の内容は、『技あり!dancyuバター』に掲載したものです。
文:中村裕子 撮影:原ヒデトシ