坂田阿希子さんのマカロニレシピ
甘めの味付けにほっとする"お母さんのマカロニサラダ"

甘めの味付けにほっとする"お母さんのマカロニサラダ"

坂田阿希子さんが幼いころから親しんできた、お母さんの味がベース。甘めの手づくりマヨネーズ、シンプルな具材も坂田家流。細めで溝なしのマカロニがおすすめです。洋食店も営む料理研究家の坂田阿希子さんに、丁寧なマカロニレシピを教えてもらいました。

“お母さんのマカロニサラダ”のつくり方

ほんのりした甘さが懐かしい、あとを引く味。メインおかずやお酒のお供に、パンに挟んで、と大活躍!

材料材料 (つくりやすい分量)

マカロニ100g
★ マヨネーズ下記出来上がり量のうち、約大さじ6
・ 卵黄1個分
・ マスタード小さじ1
・ 米酢小さじ4
・ 塩適量
・ 油500ml(米油、綿実油、サラダ油など)
・ 熱湯小さじ2~4
・ オリーブオイル大さじ2~3
・ レモン汁少々
・ 白胡椒少々
・ 砂糖約小さじ2
きゅうり1本
玉ねぎ1/6個
ゆで卵2個

1マカロニをゆでる

マカロニは、塩少々(分量外)を加えた湯で表示時間どおりにゆでる。ザルにあげて、水気をきっておく。

2マヨネーズをつくる

ボウルに卵黄とマスタードを入れて泡立て器で混ぜ、酢を加えて混ぜる。さらに塩小さじ1/3を加えて混ぜる。

マヨネーズをつくる
油を加える前に、卵黄と酢をしっかりと混ぜ合わせておくこともなめらかに仕上げるポイント。

3乳化させていく

油を少しずつ細く垂らしながら加え、泡立て器で混ぜて乳化させていく。油を100mlほど加えてかたくなってきたところで熱湯小さじ1~2を加えて混ぜ、さらに油を垂らしながら混ぜていく。また油を100mlほど加えたところで熱湯小さじ1~2を加えて混ぜ、さらに油を垂らしながら混ぜていく。

乳化させていく
油はクセが少ない米油か綿実油、サラダ油などを。泡立てるのではなく、グルグルとこすり混ぜるイメージで。

4マヨネーズの完成

すべての油を加え終わってとろりとしたら、オリーブオイル、レモン汁を加えて混ぜ、塩少々、白胡椒、砂糖で味をととのえる。これでマヨネーズは完成。清潔な保存瓶に入れ、冷蔵で約2週間保存できる。

マヨネーズの完成
好みですが、砂糖は多めがおすすめ。懐かしく親しみやすい味に。
マヨネーズの完成
ちょっと大変だけれど、手づくりマヨネーズがおいしさの最大の鍵。

5きゅうりを塩もみする

きゅうりは端から薄切りにする。塩少々(分量外)をふってもみ、水気を絞る。玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。冷水に2~3分さらし、水気を絞る。

きゅうりを塩もみする
塩もみをして、水気をしっかり絞ると、仕上がりの味がぼやけません。

6混ぜる

ボウルにマカロニ、⑤のきゅうりと玉ねぎを入れ、ゆで卵を手で粗くバラしながら加える。

混ぜる
手でバラすことで、味がなじみやすくなります。白身は大きめにざくざくと、黄身はもろもろとほぐすイメージ。

7仕上げ

マヨネーズを加え、大きめなスプーンなどでざっくりと和える。

完成

教える人

坂田阿希子 料理研究家

坂田阿希子 料理研究家

フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。

※この記事の内容はdancyuムック『技あり!dancyu パスタ』に掲載したものです。

技あり!dancyuパスタ
技あり!dancyuパスタ
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833478571
2020年3月27日発売/800円(税抜き)

文:遠藤綾子 写真:原ヒデトシ