小堀紀代美さんの誰かを呼ぶ日のご馳走レシピ
皮をパリッと焼き上げた"チキンソテー"

皮をパリッと焼き上げた"チキンソテー"

味付けは塩胡椒のみというシンプルさながら、丁寧に焼き上げることでとびきりのご馳走になります。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。

“チキンソテー”のつくり方

鶏皮をピンとのばしてから焼くというひと手間で、見た目が美しく、パリパリの食感に焼き上がります。
鶏肉も野菜も、じっくりと根気よく焼くのがコツ。

材料材料 (3~4人分)

鶏もも肉大2枚(約700g)
にんじん小2本分(縦半分に切る)
じゃがいも(皮をむいて幅1cmに切る)
オリーブオイル適量
適量
粗挽き黒胡椒適量

*にんじんはオリーブオイル大さじ1と1/2と塩小さじ1/2をまんべんなくからめる。じゃがいもは水にさらしてザルにあげ、水気を拭いてからオリーブオイルと塩少々をからめておく。

1鶏肉の下ごしらえ

鶏肉は余分な脂を取り除いてから半分に切り、表面の水気をキッチンペーパーで拭く。皮目に塩小さじ1/3をふり、肉を覆うように皮をピンとのばして張る。

2皮目から焼く

フライパンにオリーブオイルを入れて中弱火にかけ、①を皮目を下にして入れる。フライ返しなどで上からしばらく押さえつけ、皮がフライパンにしっかり貼りつくようにして焼く。身のほうに塩小さじ2/3をふる。

3火を通す

鶏肉から出てきた脂をキッチンペーパーで拭き取りながら、さらに焼く。側面を見て3/4程度に火が通ったら、上下を返す。弱火にしてさらに2~3分焼く。黒胡椒をふる。

4にんじんを焼く

にんじんを別のフライパンに入れ、時々上下を返しながらこんがりするまで弱火でじっくり焼く。

5じゃがいもを焼く

じゃがいもを鶏肉と同じフライパンに途中から入れ、時々上下を返しながら、こんがりするまで12~13分焼いて塩をふる(鶏肉が先に焼けたら取り出して、じゃがいもをこんがりさせる)。

完成

教える人

小堀紀代美

小堀紀代美

料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。

四季dancyu 2022秋
四季dancyu 2022秋
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型判(120頁)
ISBN:9784833481502
2022年9月12日発売/1,100円(税込)

文:藤井志織 撮影:山田 薫