高菜の漬物の酸味や塩味が、豚の脂が持つまろやかな旨味が合わさり、絶妙なおいしさに仕上がります。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。
豚肉は塊肉や厚みがあるものを使うと存在感が出て美味。
少しの砂糖をもみ込むことで驚くほど柔らかな食感に仕上がります。
味つけは高菜の漬物のみ。
長ねぎや生姜、黒胡椒の香りが食欲を刺激します。
豚肩ロース肉 | 400g(一口大に切る) |
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高菜の漬物 | 400g(細かく刻む) |
A | |
・ 長ねぎ | 1/2本分(みじん切り) |
・ 生姜 | 20g(みじん切り) |
・ 胡麻油 | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ2/3 |
黒胡椒 | 適量 |
酒 | 大さじ2 |
豚肉に砂糖をふり、もみ込む。
鍋にAを入れて中火にかけ、香りが出たら①を加えて炒め、胡椒と酒をふってさっと炒める。
水200mlと高菜を加え、沸騰してアクが出たら取り除き、蓋をして弱火で40分~1時間煮込む。豚肉が柔らかくなったら味をみて、足りなければ塩(分量外)で調える。好みで、酢少々や黒胡椒をたっぷりふってもおいしい。
料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:山田 薫