様々な食文化と歴史的背景がからみあって形づくられてきた、アメリカの郷土菓子。日本ではまだなじみが薄いけれど、ぜひ知ってほしい魅力的なものがたくさんあります。各地の郷土菓子に魅せられた菓子文化研究家の原亜樹子さんが、お薦めのアメリカ菓子の物語とレシピをご紹介。今回は「アンブロシア サラダ」つくり方編です。
プレーンヨーグルト | 200g |
---|---|
パイナップル | 70g(缶詰) |
オレンジ | 70g(またはみかん(缶詰)) |
ドライクランベリー | 30g(またはドライチェリー) |
マシュマロ | 20g(小さめのもの) |
ココナッツロング | 5g |
オレンジ | 1個(飾り用) |
◇下準備
・半日前(6~7時間前)に水切りヨーグルトを作っておく。プレーンヨーグルトをキッチンペーパーや紙製のコーヒーフィルターをのせたザルに入れて、半量程度になるまで冷蔵庫に置く。
・缶詰のフルーツはザルにあげて汁をきる。パイナップルは一口大に、飾り用オレンジは輪切りにする。
・マシュマロは大きいものであれば小指の先くらいの大きさにカットする。
飾り用のオレンジを除く、すべての材料をボウルに入れてゴムベラで混ぜ合わせる。ラップをかけて冷蔵庫で数時間冷やす。
器に盛り、オレンジの輪切りを飾る。
日米の高校を卒業後、大学で食をテーマに文化人類学を学ぶ。国家公務員から転身し、アメリカの食を中心に取材や執筆、レシピ製作を行う。著書に『アメリカ郷土菓子』(PARCO出版)、『アメリカンクッキー』(誠文堂新光社)など。2023年9月に発売した新刊『アメリカ菓子図鑑 お菓子の由来と作り方』も好評。https://haraakiko.com/
文:鈴木美和 撮影:鈴木泰介