料理の味を深めるお酢の基本レシピ
涼やかな食べ心地の"そうめんの緑酢がけ"

涼やかな食べ心地の"そうめんの緑酢がけ"

きゅうりをすりおろしてつくる緑酢をつかった一品。爽やかな和風ドレッシング感覚で使え、冷たい麺にもよく合います。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

緑酢をつくる

焼き魚や肉のソテーにかけても、さっぱり風味よく食べられます。

材料材料 (1単位分)

きゅうり1本
★ 調味料
・ 酢大さじ3
・ 淡口醤油小さじ1
・ 塩小さじ1/3

1きゅうりをすりおろす

きゅうりは洗って水気を拭き、すりおろす。

きゅうりをすりおろす

2混ぜ合わせる

ボウルに調味料を入れて混ぜて塩を溶かし、きゅうりを加えて混ぜ合わせる。

“そうめんの緑酢がけ”のつくり方

アジにみょうが。夏においしい素材で冷たいそうめん、最高です。
見た目も涼やかで、食欲が出ます。

材料材料 (2人分)

緑酢2単位
そうめん150g
★ 酢じめアジ
・ アジ1尾分(3枚におろしたもの)
・ 塩大さじ2/3
・ 酢1/3カップ
みょうが2個
★ 麺つゆ(混ぜ合わせる)
・ だし汁2/3カップ
・ みりん大さじ2
・ 淡口醤油大さじ2
生姜少々(すりおろし)

1酢じめアジをつくる

アジは骨を引き抜き、ザルに並べて両面に塩をふり、10分ほどおく。水でさっと洗って水気を拭き、バットに並べて酢をふり、10分ほどおいて、酢じめにする。

2アジをカットする

アジを取り出して水気を拭き、皮を頭から尾に向かって引くようにしてはがし、幅5mmの斜め切りにする。

3みょうがをカットする

みょうがは薄い輪切りにして水にさらして水気をきり、アジと混ぜ合わせる。

4仕上げ

そうめんはたっぷりの熱湯でゆで、ゆで汁をきって氷水で洗い、水気をきる。器に緑酢とともに盛り合わせ、③をのせて、麺つゆをかけ、生姜をのせる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ す
料理のてほどき さしすせそ す
味を深めるお酢の知恵

料理の手ほどき さしすせそ す
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478373
2020年01月31日発売 /770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。