八角、花椒、黒胡椒でマリネした、香りと刺激が魅力の一品です。ゆったり気分の週末に仕込める、手軽な肉つまみを料理研究家のサルボ恭子さんに教わりました。
ホールスパイスを使うのがポイント。マリネは朝しておいてもいい(その場合は冷蔵庫へ)。おいしい塩とかいわれの“ピリッと感”が最後の仕上げ。紹興酒やビール、日本酒と合わせてお楽しみあれ。
牛カルビ肉 | 8枚(175g) |
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にんにく | 1/2片(薄切り) |
八角 | 1個 |
花椒(ホワジャオ) | 大さじ1 |
黒粒胡椒 | 小さじ1(叩く) |
胡麻油 | 大さじ1 |
かいわれ大根 | 1/2パック |
大粒の塩 | 適量(フルール・ド・セルなど) |
カルビ4枚をバット(皿でも)に並べ、にんにくを散らす。八角を小さく割り、花椒も指でつぶしながら散らす。胡椒をふり、胡麻油を回しかけ、残りの4枚を重ねる。ラップをぴったりとかけて、冷蔵庫で1時間マリネする。
①の八角と花椒を取り除く。フライパンを熱してカルビの両面を好みの焼き加減に焼いて皿に盛り、かいわれを添えて塩をふる。
老舗旅館の長女として生まれ、料理家の叔母に師事したのち渡仏。パリのホテルで勤務中にフランスの郷土料理に魅了される。現在は料理教室を主宰するほか書籍や雑誌で活躍。シンプルな素材を洗練された家庭料理に昇華させるレシピに定評あり。近著に『フランス共働き家庭の2品献立(』立東舎)。
この記事はdancyu2020年7月号に掲載したものです。
写真:サルボ恭子 文:編集部