料理の味を深めるお酢の基本レシピ
副菜に最適な"きのこのピクルス"

副菜に最適な"きのこのピクルス"

きのこの持つ旨味と、しっかりとしみ込んだピクルス液の酸味が見事に調和している一品です。副菜にもお肉の付け合せにもお薦めです。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“きのこのピクルス”のつくり方

きのこはしっかり下ゆでしてから漬け込むのがポイントです。

材料材料 (つくりやすい分量)

きのこ合わせて正味600g(生椎茸、マッシュルーム、しめじなど)
★ 下ゆで用
・ 水5カップ
・ 白ワイン大さじ3
・ 塩小さじ2
★ ピクルス液
・ 酢1/2カップ
・ 白ワイン1/2カップ
・ レモン4~6枚(半月切り)

1下ごしらえ

椎茸は石突きを切り、軸のまま縦4等分に切る。マッシュルームはぬるま湯で洗って縦半分に切る。しめじは根元を切ってほぐす。

2きのこを下ゆでする

鍋に水を入れて中火にかけ、煮立ってきたら残りの材料、きのこを加えて混ぜ、再び煮立ってきたら火をやや弱めて6~7分ゆでて、ザルにあげてそのまま冷ます。

3漬ける

保存容器にきのこを入れてピクルス液の材料を加えて混ぜ、蓋をして冷蔵庫で冷やす。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ す
料理のてほどき さしすせそ す
味を深めるお酢の知恵

料理の手ほどき さしすせそ す
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478373
2020年01月31日発売 /770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。