料理の味を深めるお酢の基本レシピ
クミンが決め手のエスニック酢の物"ひよこ豆のピクルス"

クミンが決め手のエスニック酢の物"ひよこ豆のピクルス"

クミンシードや黒胡椒を粒で使うことで、スパイス感溢れるピクルスに仕上がります。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“ひよこ豆のピクルス”のつくり方

ほくっとしたひよこ豆のピクルスは、酸味と食感が後を引き箸が伸びてしまいます。

材料材料 (つくりやすい分量)

ひよこ豆200g(ゆでて500g)
★ ピクルス液
・ 酢2/3カップ
・ 白ワイン1/2カップ
・ 豆のゆで汁1/2カップ
・ 赤唐辛子1本
・ ローリエ1枚
・ クミンシード小さじ1/2
・ 粒黒胡椒小さじ1/2
・ 塩小さじ1と1/2

1下ごしらえ

豆の下処理をする。ひよこ豆は洗い、大きめの鍋に入れて5~6カップの水を加え、8時間ほど浸す。鍋を中火にかけて煮立ってきたら、火を弱めてアクを取り、蓋をして弱火で40~50分、やわらかくなるまでゆでる。ゆで汁と豆に分ける。

2ピクルス液をつくる

鍋(アルミ以外)にピクルス液の材料を入れて煮立てる。

3漬ける

保存容器にひよこ豆を入れてピクルス液を注ぎ、冷めたら蓋をして冷蔵庫で一晩ほどおき、味をなじませる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ す
料理のてほどき さしすせそ す
味を深めるお酢の知恵

料理の手ほどき さしすせそ す
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478373
2020年01月31日発売 /770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。