ソースの基本材料はトマト缶だけなのに驚くほど濃厚な旨味が楽しめます。和食にも洋食にも使える、とても便利な調味料である魚醤を使ったレシピを、料理研究家のワタナベマキさんに教わりました。
「材料がシンプルな分、嫌な臭みはないほうがいいので、私は上質な魚醤をここでは使います」。魚醤ひとさじあれば、味がピタリと決まることに驚くはず。ソースが濃厚なので麺は太めが合う。
パスタ | 150g |
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ホールトマト | 1缶 |
魚醤 | 大さじ1と1/2 |
オリーブオイル | 小さじ1と1/2 |
にんにく | 1片(薄切り) |
白ワイン | 80ml |
フライパンにオリーブオイルとにんにく(薄切り)を入れて中火にかけ、香りが立ったらホールトマトを崩しながら入れる(トマトの芯は取り除く)。
トマトと油がなじんだら、白ワインを加えて5分ほど煮詰め、魚醤を加える。パスタを表示通りにゆでる。
パスタのゆで汁を80mlほど加えてソースをのばし、ゆで上げたパスタを入れてからめて皿に盛り、粗挽き黒胡椒をふる。
シンプルな材料と手順でつくるレシピが人気。著書『ナンプラーがあればダシはいらない』には、生姜焼きからカリフラワーのシチリア煮まで、魚醤の底力を実感できる、和洋の料理が満載!
この記事はdancyu2019年11月号に掲載したものです。
文:藤田 優 写真:公文美和