魚醤の香りを楽しむために、素材はあえてシンプルなもので揃えた炒め物です。和食にも洋食にも使える、とても便利な調味料である魚醤を使ったレシピを、料理研究家のワタナベマキさんに教わりました。
「火を通したときにふわっと立ち上がる魚醤の香り。これを味わう料理なので、材料は潔くもやしと生姜のみで」。ワタナベさんは高価なハタハタのしょっつるをここで使用。
もやし | 1袋 |
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胡麻油 | 適量 |
生姜 | 1片(せん切り) |
赤唐辛子 | 1/2本 |
魚醤 | 小さじ2 |
紹興酒 | 小さじ2 |
もやしはひげ根を取る。
フライパンに胡麻油をひき、中火で熱し、生姜(せん切り)、赤唐辛子(種を取る)を入れる。
香りが立ったらもやしを加え、全体に油が回ったら魚醤、紹興酒を加えて味をなじませる。
シンプルな材料と手順でつくるレシピが人気。著書『ナンプラーがあればダシはいらない』には、生姜焼きからカリフラワーのシチリア煮まで、魚醤の底力を実感できる、和洋の料理が満載!
この記事はdancyu2019年11月号に掲載したものです。
文:藤田 優 写真:公文美和