酸味がしっかりと立っていて、箸休めにうってつけです。ドレッシングを加えて混ぜると、どんどん色が鮮やかに変わります。つくるのも楽しみのひとつになりそう。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
紫キャベツがみるみる深いピンクに!酢の力は偉大です。
みょうがやなすが鮮やかな色に変身するのも同じ効力。ドレッシングや甘酢、三杯酢など、酢が入った調味液がからむと鮮やかに、野菜の色を引き出してくれます。
紫キャベツ | 1/2個(500g) |
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下ゆで用の塩 | 小さじ1/2~1 |
★ ドレッシング | (混ぜ合わせる) |
・ ワインビネガー | 1/2カップ |
・ 塩 | 小さじ1 |
・ 胡椒 | 少々 |
・ オリーブオイル | 1/2カップ |
紫キャベツは大きな芯を取り、幅4~5mmのせん切りにする。
塩を加えたたっぷりの熱湯にキャベツを入れ、煮立ってきたら1~2分ゆでてザルにあげる。
紫キャベツをボウルに入れ、ドレッシングを加えて混ぜ、粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:野口健志