あんずを使った和風の甘味に、リキュールを加えることで風味が一層華やかになります。おうちで手軽につくれる涼しげな和風スイーツを、料理研究家の坂田阿希子さんに教えてもらいました。
ツルッとなめらかな白玉団子と干しあんずは和風甘味の定番ですが、ちょっぴりお酒を効かせたあんずソースでいただくのがKUCHIBUE風です。
白玉粉 | 100g |
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グラニュー糖 | 大さじ2 |
★ あんずソース | (つくりやすい分量) |
・ 干しあんず | 120g |
・ グラニュー糖 | 200g |
・ 水 | 2カップ |
・ アマレット | 小さじ2 |
バニラアイスクリーム | 適量 |
干しあんずは水につけ、浮かんできた汚れを取り除く。
鍋に干しあんずと水1と1/2カップを入れて火にかけ、アクが出たらすくい、干しあんずが柔らかくなるまで煮る。
グラニュー糖を加えて弱火にし、煮汁にとろみがつくまで20分を目安に煮る。火を止めてそのまま冷ます。
③の粗熱が取れたら煮汁ごとフードプロセッサーに入れ、水1/2カップを加えて撹拌してとろりとしたソース状にする。アマレットを加える。
白玉粉とグラニュー糖をボウルに入れ、水1/2カップ(分量外)を加えて耳たぶより少し硬いくらいに練る。小さく丸める。
鍋に湯を沸かして⑤を入れ、浮いてきてから30秒ほどゆで、氷水にとる。水気をきって器に盛り、あんずソースをかけ、アイスクリームを添える。
フランス菓子店やフランス料理店での経験を重ねたのち、料理研究家として独立。2019年に東京・代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープンし、オーナーシェフとして厨房で腕をふるう。同店で開催する料理教室も人気。『温かいからおいしいお菓子』『おやつ教本』などお菓子部門の著書も多数。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓