手作りの生地でつくるマルゲリータは、美味しさも格別!「家庭の味」のラインナップに加えたい、家族も喜ぶ一品です。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。
ふわっと焼き上げた手づくりのピザ生地は、粉とイーストが香る、家庭の味。まとめて冷凍保存しておくと重宝します。
強力粉 | 100g |
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薄力粉 | 200g |
ドライイースト | 小さじ1/2(2g) |
塩 | 小さじ1/2 |
ぬるま湯 | 約200ml(35〜40℃くらい) |
オリーブオイル | 大さじ1 |
ボウルに2種類の粉とドライイーストを入れ、ゴムベラで混ぜ合わせる。
ぬるま湯と塩を混ぜ合わせて①に注ぎ、さっくりと混ぜて全体を湿らせる。
オリーブオイルを加え、少し粉気が残る程度まで混ぜ合わせる。
手でひとまとめにし、持ち上げて下に落とすようにしながら、しばらく練る。
粉気がなくなりまとまったら丸めてボウルに入れる。ラップをかけ、2倍以上に膨らむまで置く。
しっかりと膨らんだ状態。暖かい時季は室温でゆっくり発酵させてもよいが、オーブンを200℃で1分温めて切ったところ(手を入れてあったかいな、と感じる程度)へ30〜40分入れておくのもお薦め。
生地をボウルから剥がし取り、軽くこねてからちぎって半分に分け、それぞれを丸める。
柔らかい生地なので、両手で平たくつぶし、生地の端を持ってくるくる回すだけで重力で広がっていく。
ある程度生地が広がったら、天板に敷いたオーブンペーパーの上にのせ、こぶしや、指先で押しながら広げ、形を整える。
家庭で気軽につくれるピッツァは、ふわふわの生地のおいしさがクセになる。生地がベタつかないよう、トマトクリュは汁気をきって。チーズやハーブなどの具は好みで加減を。焼きたてを頬張るのがなによりのご馳走!
ピザ生地 | 1枚 |
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トマトクリュ | 1/2カップ(汁気をきる) |
モッツァレラチーズ | 1/4個分(約25g)(角切り) |
オリーブオイル | 適量 |
バジルの葉 | 適量 |
ピザ生地にオリーブオイルを回しかけ、トマトクリュを散らす。
チーズとバジルをちぎってのせ、そのまま10〜15分置いて生地を落ち着かせる。こうすることで焼き上がりの生地が柔らかくなる。この間にオーブンを250℃に予熱する。
オーブンの予熱が完了したら生地を入れ、200℃で10分ほど焼く。温度や焼き時間はオーブンによって加減。
焼き上がりにもう一度オリーブオイルを回しかけ、バジルを散らす。
料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也