
混ぜて固めるだけの手軽さも嬉しい、フレッシュフルーツが美味しいカッサータのレシピです。水分のあるフルーツを使った、体を冷やしてくれるひんやりスイーツを料理研究家の中川たまさんに、冷蔵庫でつくる夏のスイーツレシピを教えてもらいました。
さくらんぼとラズベリー、ピスタチオを混ぜ込んだ、リコッタチーズのアイスケーキ。パウンド型でつくって冷凍しておき、好きなときに好きなだけ切り分けていただきます。
| さくらんぼ | 90g |
|---|---|
| ラズベリー | 90g |
| レモン汁 | 大さじ1と1/2 |
| ピスタチオ | 30g(殻付き) |
| リコッタチーズ | 100g |
| きび砂糖 | 50g |
| 生クリーム | 150ml(乳脂肪分35〜36%) |
| リーフパイやクッキー | 2〜3枚 |
リコッタチーズは室温にする。型にオーブンペーパーを敷く。あとで取り出しやすいように、オーブンペーパーは型より高くする。
さくらんぼは半分に切って種を取り除く。ラズベリー、レモン汁と合わせ、使うまでそのままマリネする。

ピスタチオは殻から出し、熱湯につけて皮をむき、粗く刻む。

別のボウルにリコッタチーズ、きび砂糖を入れ、ミニ泡立て器ですり混ぜる。

別のボウルに生クリームを入れて8分立て(泡立て器ですくうと下にぽったりと落ち、角がピンと立つ状態)にする。

④を⑤に加えて混ぜ合わせる。

②と③を加え、リーフパイを手で砕いて入れる。ゴムべラでさっくりと混ぜる。

型に入れて表面をならし、上に出ているオーブンペーパーを折ってかぶせる。

ぴったりとラップをして冷凍庫で冷やし固める。型から取り出し、上下を逆さにして器に盛り、好みの厚さに切り分ける。



神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。シンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。新刊に『つるんとのどごしのいいおやつ』。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

文:松原京子 撮影:木村拓