夏のフルーツスイーツ
爽やかな酸味が効いた"パッションフルーツとパイナップルのブリュレ"

爽やかな酸味が効いた"パッションフルーツとパイナップルのブリュレ"

フルーツの酸味を、なめらかなクリームチーズソースが優しくまとめ上げます。見た目も可愛く、パーティーの最後に出すのもお薦め。水分のあるフルーツを使った、体を冷やしてくれるひんやりスイーツを料理研究家の中川たまさんに、冷蔵庫でつくる夏のスイーツレシピを教えてもらいました。

“パッションフルーツとパイナップルのブリュレ”をつくる

表面はカリッと香ばしく、中はひんやり。南国フルーツの酸味と甘味、ソースのまろやかさが絶妙。ちょっぴりエキゾチックな味わいです。

材料材料 (4個分)

パッションフルーツ2個
パイナップル正味50g
クリームチーズ70g
きび砂糖30g
卵黄1個分
牛乳40ml
きび砂糖適量(仕上げ用)

1下準備

クリームチーズは室温にする。牛乳は少し温める。

2パッションフルーツの下準備

パッションフルーツは半分に切り、中身を取り出してボウルに入れる。取り出したあとの皮はケースにするので取っておく。

パッションフルーツの下準備
パッションフルーツの下準備

3クリームを混ぜる

別のボウルにクリームチーズ、きび砂糖を入れて泡立て器ですり混ぜ、砂糖が溶けたら卵黄、牛乳の順に加え、つどよく混ぜる。

クリームを混ぜる

4とろみをつける

③を鍋に移して弱火にかけ、ゴムベラでしっかりとろみがつくまで絶えずかき混ぜる。

5混ぜ合わせる

とろみがついたら②のボウルに加えて混ぜ合わせる。

混ぜ合わせる

6皮に流し入れる

パイナップルを小さめの一口大に切り、パッションフルーツの皮に適量ずつ入れ、⑤をたっぷりとかける。食べるまで冷蔵庫で冷やす。

皮に流し入れる

7仕上げる

食べるときにきび砂糖をふり、バーナーで焦がしてキャラメリゼする。バーナーがなければ、スプーンを熱して上からジュっと押さえつける。

仕上げる
ソース
パッションフルーツのソースが残ったら、トーストしたパンやスコーンにのせても美味しい。

教える人

中川たま

中川たま 料理研究家

神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。シンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。新刊に『つるんとのどごしのいいおやつ』。

この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

四季dancyu2022夏
四季dancyu2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(価格)

文:松原京子 撮影:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。