フルーツの酸味を、なめらかなクリームチーズソースが優しくまとめ上げます。見た目も可愛く、パーティーの最後に出すのもお薦め。水分のあるフルーツを使った、体を冷やしてくれるひんやりスイーツを料理研究家の中川たまさんに、冷蔵庫でつくる夏のスイーツレシピを教えてもらいました。
表面はカリッと香ばしく、中はひんやり。南国フルーツの酸味と甘味、ソースのまろやかさが絶妙。ちょっぴりエキゾチックな味わいです。
パッションフルーツ | 2個 |
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パイナップル | 正味50g |
クリームチーズ | 70g |
きび砂糖 | 30g |
卵黄 | 1個分 |
牛乳 | 40ml |
きび砂糖 | 適量(仕上げ用) |
クリームチーズは室温にする。牛乳は少し温める。
パッションフルーツは半分に切り、中身を取り出してボウルに入れる。取り出したあとの皮はケースにするので取っておく。
別のボウルにクリームチーズ、きび砂糖を入れて泡立て器ですり混ぜ、砂糖が溶けたら卵黄、牛乳の順に加え、つどよく混ぜる。
③を鍋に移して弱火にかけ、ゴムベラでしっかりとろみがつくまで絶えずかき混ぜる。
とろみがついたら②のボウルに加えて混ぜ合わせる。
パイナップルを小さめの一口大に切り、パッションフルーツの皮に適量ずつ入れ、⑤をたっぷりとかける。食べるまで冷蔵庫で冷やす。
食べるときにきび砂糖をふり、バーナーで焦がしてキャラメリゼする。バーナーがなければ、スプーンを熱して上からジュっと押さえつける。
神奈川県・逗子で、夫と娘と3人暮らし。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。シンプルでセンスあふれる料理、家庭で手軽につくれる再現性の高いおやつに定評がある。新刊に『つるんとのどごしのいいおやつ』。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓