とうもろこしだけでも美味しいですが、鶏肉も加えることでボリュームがアップし、パーティーなどにもお薦めの一品に。いつもの夏の食材を、素材や調味料の組み合わせで、ワインに合うおつまみに仕上げました。ハーブを効かせる、おいしい塩で味をきちんと決める、レモンをキュッと搾る、塩昆布の旨味とミネラルでワインに引き寄せる、などなど、バラエティに富んだアイデアが満載。飲みながらでもつくれそうな、手軽なレシピを料理研究家の平野由希子さんに習いました。
ほんのり苦味も感じる個性豊かな香りのセージを加えると、キリッと味が引き締まります。セージの代わりにタイムで香りをつけてもまた違うおいしさに出会えます。
とうもろこし | 1本 |
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鶏もも肉 | 1/2枚 |
塩 | 小さじ1/3(鶏肉の下味用) |
セージ | 1~2本 |
オリーブオイル | 小さじ1 |
塩 | 適量 |
胡椒 | 少々 |
とうもろこしは包丁で実をこそげる。鶏肉は2cm角に切り、塩をふる。
フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を皮目から入れて焼く。
皮目に焼き色がついたら、セージ、とうもろこし、塩少々を加え、とうもろこしの色が透き通ってくるまで炒め、塩、胡椒で味を調える。
料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。フレンチをベースに幅広いジャンルの料理を手がける。自称「レモンサワーラバー」で、ワインだけにとどまらずお酒をこよなく愛す。おいしく飲むためにおつまみは必須で、メニューを考えているだけで楽しくて時間も忘れてしまうとか。そのシンプルかつキレのよい味わいは多くの酒飲みをうならせる。書籍、雑誌、広告のレシピ制作や飲食店のプロデュースなどで活躍中。著書も多数。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
構成・文:中村裕子 撮影:キッチンミノル