
梅酒の香りと甘味を凝縮させたジュレが、白身魚の旨味を際立たせます。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
レモン汁を加えて酸味を引き締めるのがポイントです。
ちょっと気取ったおもてなしにも大活躍。
| 白身魚 | 120g(刺し身用) |
|---|---|
| ★ 梅酒ジュレ | |
| ・ 梅酒 | 大さじ4 |
| ・ 水 | 大さじ2 |
| ・ レモン汁 | 大さじ2 |
| ・ 塩 | 小さじ2/5 |
| ・ 粉ゼラチン | 小さじ1 |
| ・ ゼラチン用の水 | 大さじ1 |
| ベビーリーフ | 50g |
| オリーブオイル | 大さじ1 |
| 黒胡椒 | 少々 |
粉ゼラチンは分量の水にふり入れ、20分ほどおいてふやかす。
ボウルに梅酒、水、レモン汁、塩を入れて混ぜる。
①のふやかしたゼラチンを600Wの電子レンジで10秒ほど加熱して溶かし、②に加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やし固める。
ベビーリーフは洗って水気をきり、器に敷く。
白身魚は薄いそぎ切りにしてベビーリーフの上に盛る。
梅酒ジュレをフォークで混ぜて細かくし、白身魚にのせる。オリーブオイルをかけて胡椒をふる。


身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ