「甘味」を使いこなす基本レシピ
穏やかな酸味と甘味が素材を引き立てる"白身魚のカルパッチョ梅酒ジュレ"

穏やかな酸味と甘味が素材を引き立てる"白身魚のカルパッチョ梅酒ジュレ"

梅酒の香りと甘味を凝縮させたジュレが、白身魚の旨味を際立たせます。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“白身魚のカルパッチョ梅酒ジュレ”のつくり方

レモン汁を加えて酸味を引き締めるのがポイントです。
ちょっと気取ったおもてなしにも大活躍。

材料材料 (2人分)

白身魚120g(刺し身用)
★ 梅酒ジュレ
・ 梅酒大さじ4
・ 水大さじ2
・ レモン汁大さじ2
・ 塩小さじ2/5
・ 粉ゼラチン小さじ1
・ ゼラチン用の水大さじ1
ベビーリーフ50g
オリーブオイル大さじ1
黒胡椒少々

1ゼラチンをふやかす

粉ゼラチンは分量の水にふり入れ、20分ほどおいてふやかす。

2調味料を混ぜる

ボウルに梅酒、水、レモン汁、塩を入れて混ぜる。

3ゼラチンを固める

①のふやかしたゼラチンを600Wの電子レンジで10秒ほど加熱して溶かし、②に加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やし固める。

4ベビーリーフを洗う

ベビーリーフは洗って水気をきり、器に敷く。

5白身魚を盛る

白身魚は薄いそぎ切りにしてベビーリーフの上に盛る。

6仕上げ

梅酒ジュレをフォークで混ぜて細かくし、白身魚にのせる。オリーブオイルをかけて胡椒をふる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。