「甘味」を使いこなす基本レシピ
ホロリと崩れる"スペアリブの黒糖醤油焼き"

ホロリと崩れる"スペアリブの黒糖醤油焼き"

下ゆでに技あり!骨からホロリと剥がれる、香ばしさが魅力のスペアリブです。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“スペアリブの黒糖醤油焼き”のつくり方

スペアリブはやわらかくなるまで白ワインで下ゆでして、余分な脂とアクを取るからすっきりした味に仕上がります。黒糖醤油の香ばしい香りが美味。黒胡椒たっぷりがおすすめです。

材料材料 (4~5人分)

豚のスペアリブ1kg(室温にもどす)
★ スペアリブの下ゆで用
・ 白ワイン1/2カップ
・ 塩小さじ1
・ 生姜の皮適量
★ 調味料
・ 黒糖大さじ3
・ 醤油大さじ1
・ 粗挽き黒胡椒大さじ1~2
★ つけ合わせ
・ 新じゃがいも8個
・ サラダ油大さじ1
・ 塩少々

1スペアリブの下ゆでをする

フライパンにスペアリブ、白ワインを入れ、中火にかけて煮立ってきたら、残りの材料を加えて全体を混ぜ、蓋をして弱火で30分ほど下ゆでする。

2下味をつける

大きめのボウルにスペアリブを移して調味料を入れ、全体を混ぜて20~30分おいて下味をつける。

下味をつける

3オーブンで焼く

オーブンの天板にオーブンペーパーを敷き、スペアリブを並べて250℃で、途中上下を返して15分ほど焼く。

4つけ合わせをつくる

じゃがいもは皮のまま洗って耐熱の皿にのせ、ラップをふんわりとかけて600Wの電子レンジで4~5分加熱し、半分に切る。フライパンにサラダ油を熱してじゃがいもを切り口を下にして入れ、中火で色よく焼き、取り出して塩をふる。スペアリブとともに器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。