「甘味」を使いこなす基本レシピ
甘辛く香ばしい"新じゃがいもの煮っころがし"

甘辛く香ばしい"新じゃがいもの煮っころがし"

やわらかい新じゃがは、皮ごと調理するのがお薦め!ほくっとした食感に甘辛の味付けが絶妙にマッチします。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“新じゃがいもの煮っころがし”のつくり方

新じゃがいもは、最高の香りを秘めている皮つきのまま料理します。みりんと砂糖でてりっ!
水分をとばすように炒めて仕上げ、醤油の香ばしい香りを引き出します。甘辛味筆頭の料理はシンプルに。

材料材料 (3~4人分)

新じゃがいも600g
サラダ油大さじ1
だし汁1カップ
みりん大さじ2
砂糖大さじ3
醤油大さじ2~3
白煎り胡麻少々

1じゃがいもを洗う

じゃがいもは皮つきのままタワシで洗い、水気を拭く。

2煮る

鍋にサラダ油を熱してじゃがいもを入れ、中火で全体に焼きつける。だし汁を加えて煮立ってきたら、みりん、砂糖を加えて混ぜ、蓋をして弱火で10分ほど煮る。

3醤油を加える

醤油を加えて混ぜ、蓋をして弱火でさらに10分ほど煮る。

4仕上げ

蓋を取り、中火にして汁気をとばすように煮て、最後に胡麻をふり、器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。