中華風豆皿つまみ
生姜がピリッと効いた"鶏団子と水菜の担担風鍋"

生姜がピリッと効いた"鶏団子と水菜の担担風鍋"

水を練り込むことで、箸でほどけるふわふわに仕上がった鶏だんごが美味。すり胡麻香る優しい担担スープで温まります。京都の老舗中華料理店からキャリアをスタートした料理家・今井亮さんの、酒が進んで困るつまみをご紹介します。

“鶏団子と水菜の担担風鍋”のつくり方

鶏だんごから生姜のピリッとした辛味が立ちのぼる。しっかり味があるスープなので、食べ終わったら麺などを入れてもおいしい。

おいしく飲むコツ!
鶏挽き肉に水を練り込むことでふっくらジューシーに仕上がる。肉だねが柔らかく感じるが片栗粉がしっかりだんごにしてくれるので心配無用だ。

材料材料 (2人分)

鶏挽き肉*150g
水菜30g
白すり胡麻大さじ2
花椒適量(粉)
A
・ 生姜1片分(みじん切り)
・ 塩小さじ1/4
・ 片栗粉大さじ1
・ 水1/4カップ
B
・ 鶏ガラスープ4カップ
・ 醤油大さじ1と1/2
・ 酒大さじ1
・ オイスターソース小さじ1
・ 胡麻油小さじ1

*ももの挽き肉が望ましい。

1挽き肉を練る

鶏肉とAをボウルに入れ、しっかりと粘り気が出るまで混ぜる。水は粘り気が出てから数回に分けて加えながら混ぜる。水菜は長さ5cmに切る。

挽き肉を練る

2煮る

鍋にBを入れて沸かし、肉だねを手で握って丸く絞り出すかスプーンですくって落とし、4~5分煮る。

3仕上げ

水菜を加えて胡麻、花椒をかける。

仕上げ
完成

教える人

今井 亮 料理研究家

京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
A4変型判(120頁)
2022年12月16日発売 880円(税込み)

取材:田中鮎美 撮影:神林 環