春のスパイス料理
ほろ苦さを楽しむ常備菜"ふきのとうのアーリオオーリオ"

ほろ苦さを楽しむ常備菜"ふきのとうのアーリオオーリオ"

独特の香りとほろ苦さが身上のふきのとうを刻んで、にんにく、赤唐辛子と炒め合わせた、洋風の常備菜です。春のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。

“ふきのとうのアーリオオーリオ”のつくり方

ポタージュのトッピングにしたり、麺やゆで卵と和えたり。2~3日で使いきるのがお薦め。

使ったスパイス&ハーブは

にんにく、赤唐辛子でアーリオオーリオに。食欲をそそるパンチのある香り。

スパイス&ハーブ

材料材料 (つくりやすい分量)

ふきのとう100g
オリーブオイル大さじ5
にんにく1片分(みじん切り)
赤唐辛子1/2本(種を取る)
小さじ1/2弱
パルミジャーノ・レッジャーノ15g(すりおろす)

1にんにくを炒める

フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れて弱火にかけ、にんにくの香りが立って薄く色づいてきたら、いったん火を止める。

2ふきのとうをカットする

ふきのとうは外葉が黒ずんでいたらはがし、軸を少し切り落とし、縦4つ割りにしてからざく切りにする。

3仕上げ

1を再び火にかけ、ふきのとう、塩を加えてよく炒める。火を止めてパルミジャーノを加えて混ぜる。

仕上げ
ふきのとうは変色しやすいので、切ったらすぐにフライパンに入れて炒める。
完成

教えてくれた人

小堀紀代美 料理家

小堀紀代美 料理家

レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。

※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)

文:松原京子 撮影:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。