春のスパイス料理
3種の味でおいしさ無限ループ!"スパイスで楽しむフライドポテト"

3種の味でおいしさ無限ループ!"スパイスで楽しむフライドポテト"

ソースにスパイスを入れると個性的な味になり、いつものフライドポテトがランクアップ。春のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。

“スパイスで楽しむフライドポテト”のつくり方

チリパウダーを入れたスパイシーマヨ&ヨーグルトソース、クミン入りブルーチーズソース、そして、甘いのにピリリとする山椒シュガー。カリッと揚がったホクホクのフライドポテトを3つのテイストで味わう、お楽しみレシピです。

使ったスパイス&ハーブは

チリパウダーは赤唐辛子、クミン、パプリカ、オレガノなどをブレンドしたもので、ピリッとした辛味とスパイシーな風味。オレガノパウダーはややほろ苦味のある清涼感が特徴。クミンシードは独特の強い香りと甘い風味。粉山椒はヒリリとした辛味。

スパイス&ハーブ

材料材料 (つくりやすい分量)

じゃがいも4個
揚げ油適量
★ スパイシーマヨ&ヨーグルトソース
・ マヨネーズ大さじ2
・ プレーンヨーグルト大さじ3
・ レモン汁小さじ1
・ チリパウダー小さじ1
・ オレガノパウダー小さじ1/2
・ カイエンペッパー少々
★ クミン入りブルーチーズソース
・ ブルーチーズ80g
・ オリーブオイル大さじ4
・ 赤ワインビネガー小さじ2
・ クミンシード小さじ1/2
★ 山椒シュガー
・ きび砂糖大さじ1
・ 塩小さじ1/4
・ 粉山椒小さじ1
適量

1下ごしらえ

じゃがいもは皮付きのまま洗い、食べやすい大きさのくし形に切る。水にさらして冷蔵庫に30分ほど入れる。

下ごしらえ
じゃがいもは30分ほど水にさらしてでんぷんを溶け出させる。これで揚げ上がりがカリッとする。

2ソースをつくる

スパイシーマヨ&ヨーグルトソースの材料、山椒シュガーの材料はそれぞれ泡立て器で混ぜ合わせる。クミン入りブルーチーズソースの材料はハンディブレンダーで撹拌する。

ソースをつくる

3じゃがいもの水気を拭く

1のじゃがいもを洗い、キッチンペーパ ーで水気を拭く。

4揚げる

鍋にじゃがいもを入れ、揚げ油をひたひたに加えて弱めの中火にかけ、5~6分かけてじっくりと揚げ、強火にしてさらに4~5分揚げて香ばしく仕上げる。

揚げる
油が冷たい状態から揚げはじめ、ときどき混ぜながらゆっくりと揚げる。じゃがいもの水分が抜けてホクホクに。

5仕上げ

網にあげて油をきり、1/3量は山椒シュガーをまぶす。残りは塩をふり、スパイシーマヨ&ヨーグルトソース、クミン入りブルーチーズソースを添える。

完成

教えてくれた人

小堀紀代美 料理家

小堀紀代美 料理家

レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。

※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。

四季dancyu 春のレシピ
四季dancyu 春のレシピ
A4変型 判(120頁)
2022年3月15日発売/1,100円(税込)

文:松原京子 撮影:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。