卵のご馳走提案!とろり半熟のおいしさは誰をも魅了します。醤油味のしみ込んだ味卵は堂々主菜の存在感。菜の花を添えて春色をアピール。相性もgood!塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
半熟卵は、卵は冷蔵庫から出して30分以上置いて中まで室温に戻し、ゆで時間は厳守、氷水にとってしっかり冷やし、殻に割れ目をたくさん入れてからむくことがポイント。
卵 | 6個 |
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★ 漬け汁 | |
・ 水 | 2/3カップ |
・ 酢 | 1/3カップ |
・ 醤油 | 1/2カップ |
・ みりん | 1/2カップ |
・ 砂糖 | 大さじ3~4 |
・ 昆布 | 5cm四方1枚 |
菜の花 | 1束(200g) |
菜の花をゆでる塩 | 少々 |
鍋に材料を入れて中火にかけ、煮立ったら火を止めて冷まし、保存容器に入れる。
卵はしっかりと室温に戻す。鍋にたっぷりの熱湯を沸かして火を弱め、穴あきお玉に卵をのせて静かに入れる。火を強め、菜箸で静かに混ぜ、再び煮立ってきたら中火にして6~7分ゆでて氷水に取り出し、そのまま冷ます。
ゆで卵の殻をむいて水気を拭き、漬け汁に浸して水で濡らして固く絞ったガーゼをかぶせ、蓋をして冷蔵庫で1~2晩漬け込む。
菜の花は根元を1~2mm切り落とし、水に30分ほどつけてパリッとさせる。塩を加えたたっぷりの熱湯に1/3量入れ、1分ほどゆでてザルにとり、残りも同様にして粗熱を取る。
醤油卵は半分に切って器に盛り、菜の花を添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄