
オリーブオイルでじっくり炒めたじゃがいもはホクホクで旨味が凝縮。にんにくを少し入れて香りを加えるのが美味しさの秘訣。組み合わせるのはサワークリーム。これで味が締まる。料理研究家で、代官山の洋食店のオーナーシェフでもある坂田阿希子さんに、本格的な洋食店のサンドイッチを教わりました。
ここではパンにサワークリームを塗ったが、からしバターを重ねて塗っても美味。じゃがいもは形が崩れにくいメークインを使う。
| ライ麦入り食パン | 4枚(キャラウェイシード入り/12枚切り) |
|---|---|
| じゃがいも | (メークイン) |
| サワークリーム | 適量 |
| オリーブオイル | 大さじ2~3 |
| にんにく | 少々(すりおろす) |
| 塩 | 小さじ1/4 |
| パセリ | 大さじ1(みじん切り) |
| レモン汁 | 少々 |
| レモン | 2枚(薄切り) |
| ピクルス | 適量 |
| ディル | 適量 |
じゃがいもは皮をむいて厚さ2~3mmの輪切りにし、水に5分ほど放し、ザルにあげて水気をきる。

フライパンにオリーブオイルを熱し、じゃがいもを入れてこんがりするまで炒め、にんにく、塩を加えてさらに炒め、パセリをふる。

レモン汁を加えてさらに炒め、香りよく仕上げる。

パンは片面にサワークリームをたっぷりと塗り、2枚一組にする。

1枚にじゃがいもを少しずつずらしてぎっしりと並べ、もう1枚のパンでサンドする。軽く押さえてなじませ、切り分ける。レモン、ピクルス、ディルを添える。



フランス菓子店やフランス料理店で経験を重ね、独立。料理教室「studioSPOON」を主宰しつつ、昨秋、代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープン。フランス料理やエスニック料理などジャンルを飛び越えておいしいものへの探究心が旺盛で、プロの手法と自らの経験を活かした生命力あふれる料理にファン多し。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ トーストとサンドイッチ」に掲載したものです。

文:松原京子 写真:木村 拓