チョコレートと牛乳でつくる、舌ざわりなめらかなゼリー。チョコ色のゼリーはミルクチョコレート、白色のゼリーはホワイトチョコレートを使います。ホールケーキや蒸しケーキ、ゼリーやクッキー、チョコクリームサンドまで心がほっとするようなチョコレートのおやつを、料理研究家のムラヨシマサユキさんに教わりました。
甘味や香りづけのお酒を変えて、ふたつのおいしさを楽しみます。プリンカップで固めると、器に取り出すときにラクです。
暖かい部屋でいただくひんやりおやつもいいもの。食後のデザートにもおすすめです。ホイップクリームを添えても。
★ ミルクチョコレートゼリー | |
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├ 製菓用チョコレート | 60g(ミルク。タブレット) |
├ 牛乳 | 250ml |
├ メイプルシロップ | 大さじ1 |
├ ウイスキー | 大さじ1 |
├ 粉ゼラチン | 4g |
└ 水 | 大さじ1 |
★ ホワイトチョコレートゼリー | |
├ 製菓用ホワイトチョコレート | 60g(タブレット) |
├ 牛乳 | 250ml |
├ 練乳 | 大さじ1 |
├ キルシュ酒 | 大さじ1 |
├ 粉ゼラチン | 4g |
└ 水 | 大さじ1 |
粉ゼラチンは分量の水にふり入れて2~3分おいてふやかす。チョコレートはボウルに入れる。
小鍋に牛乳とメイプルシロップを入れてゴムベラでひと混ぜし、弱めの中火にかけて沸騰直前まで温める。
温めた2をチョコレートの入ったボウルに一気に加え、泡立て器でゆっくり混ぜ、余熱で溶かす。
1のゼラチンをちぎって加え、混ぜて溶かす。
ウイスキーを加えて香りをつけ、ボウルの底を氷水に当て、ゴムベラでゆっくりと混ぜながらとろみをつける。
プリンカップに注ぎ入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。食べるときにカップをさっと湯に当ててから器に取り出す。
ホワイトチョコレートゼリーをつくる手順も同じ。つくり方2でメイプルシロップの代わりに練乳を入れる。
温めた7をホワイトチョコレートの入ったボウルに一気に加え、泡立て器でゆっくり混ぜ、余熱で溶かす。ゼラチンをちぎって加え、混ぜて溶かす。
つくり方5のウイスキーの代わりにキルシュ酒を加えて香りをつける。あとは同様にして仕上げる。
製菓学校卒業後、パティスリー、カフェ、レストラン勤務などを経て独立。パンとお菓子の教室をスタートさせる。「家で作るからおいしい」をコンセプトに、おいしさとつくりやすさを兼ね備えたレシピづくりに余念がない研究家肌。テレビなどでも活躍中。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓