旨味の強い帆立とアンチョビを際立たせるにんにくの香り。そのすべてがしみ込んだきのこも隠れた主役。日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。
旨味の強い帆立ときのこをより際立たせるにんにくの香りが食欲をそそる。きのこが旨味を全部吸ってこれまた美味。旨味のベースとなるアンチョビに合う、膨らんでキレるタイプの日本酒と合わせよう。
ベビー帆立 | 6個(ボイル) |
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ブロッコリー | 1/4株分(小房に分ける) |
きのこ | 100g(エリンギ、舞茸など) |
にんにく | 1片分(みじん切り) |
アンチョビ | 15g |
サラダ油 | 大さじ1 |
赤唐辛子 | 1本 |
黒胡椒 | 適量 |
フライパンにサラダ油を熱し、にんにく、アンチョビと唐辛子をフライパンに入れ、弱火で炒める。
香りが出たらきのこを入れてじっくり中火で炒める。
全体が炒まったら帆立、小房に分けたブロッコリーを入れてさらに炒める。
全体に火が通って味が回ったら火を止め、胡椒をふり、味をみて塩味が足らなければ塩(材料外)を足す。
日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介