具だくさんのお揚げから噛みしめるごとにいろいろな風味が飛び出てくる楽しさ。日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。
焼いている間の香ばしい香りでもう飲める。準備万端の口に焼きたてを頬張ればゆるくとろけたチーズとしらすの塩気でお代わり。しっかり旨味のある食材を受けとめるふくよかなタイプの日本酒を合わせよう。
油揚げ | 1枚 |
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青じそ | 2枚 |
チーズ | 30g(シュレッド) |
しらす | 30g |
長ねぎ | 5cm分(みじん切り) |
白胡麻 | 適量 |
大根おろし | 適量 |
醤油 | 適量 |
油揚げに菜箸を軽く押し当て、コロコロと転がす。長い1辺を残して3辺を包丁で切って開く。
1の上に青じそ、チーズ、しらす、ねぎ、白胡麻の順にまんべんなく広げる。巻き終える1辺をのりしろとして少しスペースをつくっておくと、包みやすくなる。
2の長い1辺からくるくる巻いて楊枝で4カ所を留める。
オーブントースターで表面がカリッとするまで焼く。
楊枝が1本ずつ残るように4等分に切って皿に盛り、大根おろし、醤油を添える。
日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介