日本酒に合う豆皿つまみ
頬張った瞬間はじける旨味!"しらすと葱とチーズの油揚げ巻き焼き"

頬張った瞬間はじける旨味!"しらすと葱とチーズの油揚げ巻き焼き"

具だくさんのお揚げから噛みしめるごとにいろいろな風味が飛び出てくる楽しさ。日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。

“しらすと葱とチーズの油揚げ巻き焼き”のつくり方

焼いている間の香ばしい香りでもう飲める。準備万端の口に焼きたてを頬張ればゆるくとろけたチーズとしらすの塩気でお代わり。しっかり旨味のある食材を受けとめるふくよかなタイプの日本酒を合わせよう。

おいしく飲むコツ!
材料を包むときは端にのりしろとしてスペースをつくっておくと材料がこぼれにくい。チーズが接着材の役割をするので、まんべんなく敷き詰めて。「天青 特別純米」とあわせるのがお薦め。

材料材料 (2人分)

油揚げ1枚
青じそ2枚
チーズ30g(シュレッド)
しらす30g
長ねぎ5cm分(みじん切り)
白胡麻適量
大根おろし適量
醤油適量

1油揚げを開く

油揚げに菜箸を軽く押し当て、コロコロと転がす。長い1辺を残して3辺を包丁で切って開く。

2具材を置く

1の上に青じそ、チーズ、しらす、ねぎ、白胡麻の順にまんべんなく広げる。巻き終える1辺をのりしろとして少しスペースをつくっておくと、包みやすくなる。

具材を置く

3巻く

2の長い1辺からくるくる巻いて楊枝で4カ所を留める。

巻く

4焼く

オーブントースターで表面がカリッとするまで焼く。

5仕上げ

楊枝が1本ずつ残るように4等分に切って皿に盛り、大根おろし、醤油を添える。

完成

教える人

大濱幸恵さん「旬の菜と旨い酒おおはま」店主

日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
A4変型判(120頁)
2022年12月16日発売 880円(税込み)

取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介