なめらかな和え衣にいちごの酸味と菜の花の苦味が心地よい。時折出合うクルミを噛みながら、酒をちびり。日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。
衣をつくり置けば、すぐつくれるつまみ。季節で果実を替えても美味。甘味があってきれいな酸があるタイプの日本酒、または白ワインでも楽しい。
豆腐 | 半丁(175g)(絹) |
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いちご | 4個 |
菜の花 | 1本 |
クルミ | 2片(7g) |
A | |
・ マスカルポーネ | 100g |
・ 白胡麻ペースト | 大さじ1強 |
・ 砂糖 | 大さじ1弱 |
・ 粗塩 | ひとつまみ |
豆腐を一度軽くゆでて温めてからキッチンペーパーなどに包み、上から皿程度の重しをして冷蔵庫で一晩しっかり水きりをする。
1の豆腐とAをフードプロセッサーに入れ、なめらかな状態にする。
いちごはヘタを取って半分に切る。菜花は塩(分量外)を加えたお湯でゆでて水にさらし、よく絞って長さ3cmほどにきる。くるみは手で割っておく。
2の和え衣50gと3をボウルに入れて和える。
日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介