インド式の土窯で焼く定番料理も、家庭用の魚焼きグリルを使えば難しい技いらず。どこにでも売っている鯖の文化干しが、スパイシーなインド風のおつまみに早変わり。史上最高に簡単で、満足感も高いタンドリーのレシピを、ここに!スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。
一晩ヨーグルトとスパイスでマリネした鯖の身はふっくら、皮目はパリッと香ばしく、本家インドのタンドリー料理に負けず劣らずの焼き上がり。イワシやサンマなど、脂の多い他の青魚でもおいしくつくれる。
鯖の文化干し | 2枚(半身) |
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A 漬け地 | |
・ プレーンヨーグルト | 200g |
・ ガラムマサラ | 10g |
・ おろしにんにく | 5g |
・ おろし生姜 | 5g |
レモン | 1/8個 |
Aの材料を合わせ鯖を漬け込み、キッチンペーパーで表面を覆って冷蔵庫で一晩置く。
1の漬け地をかるく落とし、魚焼きグリルで焼く。両側の表面においしそうな焼き色がつけばOK。器に盛り、レモンを添える。
おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。
文:堀越典子 撮影:竹之内 祐幸