「Spice飯店」の豆皿スパイスつまみ
スパイシーでジューシーな"鯖タンドリー"

スパイシーでジューシーな"鯖タンドリー"

インド式の土窯で焼く定番料理も、家庭用の魚焼きグリルを使えば難しい技いらず。どこにでも売っている鯖の文化干しが、スパイシーなインド風のおつまみに早変わり。史上最高に簡単で、満足感も高いタンドリーのレシピを、ここに!スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。

鯖タンドリーのつくり方

一晩ヨーグルトとスパイスでマリネした鯖の身はふっくら、皮目はパリッと香ばしく、本家インドのタンドリー料理に負けず劣らずの焼き上がり。イワシやサンマなど、脂の多い他の青魚でもおいしくつくれる。

おいしく飲むコツ
塩サバを使うため、調味に塩は使わない。焼き上がりの味が甘いと感じたら、ナンプラーを数滴たらして調整を。合わせるお酒は白ワインが最高。スパイシーな香味と相性がよく、生き生きとした酸の輪郭があるアルザスのピノ・グリは、まさにはまり役。

材料材料 (2人分)

鯖の文化干し2枚(半身)
A 漬け地
・ プレーンヨーグルト200g
・ ガラムマサラ10g
・ おろしにんにく5g
・ おろし生姜5g
レモン1/8個

1漬ける

Aの材料を合わせ鯖を漬け込み、キッチンペーパーで表面を覆って冷蔵庫で一晩置く。

漬ける

2焼く

1の漬け地をかるく落とし、魚焼きグリルで焼く。両側の表面においしそうな焼き色がつけばOK。器に盛り、レモンを添える。

焼く
完成

教える人

岡本大佑「スパイス飯店」店主

岡本大佑「Spice飯店」店主

おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。

外観
「西荻窪駅」の南口から出て、まっすぐ住宅街を進むと現れる、スパイスの看板が目印。2019年2月開店。
店内
全11席(カウンター7席)。カード可。禁煙。平均予算5,000円~。ビール600円~、日本酒は800円~、グラスワイン800円~、ボトルワイン3,500円~。日本酒は燗に向くどっしり系、ワインはナチュラルワイン中心。

店舗情報店舗情報

Spice飯店
  • 【住所】東京都杉並区西荻南2‐19‐5
  • 【電話番号】03‐4400‐7785
  • 【営業時間】17:00~23:00(閉店)、土日祝は15:00~22:00(閉店)
  • 【定休日】火曜ほか不定休あり
  • 【アクセス】JR「西荻窪駅」から5分

文:堀越典子 撮影:竹之内 祐幸

堀越 典子

堀越 典子 (ライター)

千葉県出身。武蔵野音楽大学卒業後、ピアノ講師→音楽系出版社→編集制作会社勤務を経て独立。気がつけば、もっぱら酒食部門担当のライターに。dancyuをはじめ雑誌、PR誌、WEB媒体に食・酒・旅まわりの取材記事を寄稿。大好物はスペイン。サンティアゴ巡礼路歩きが15年来のライフワーク。