「Spice飯店」の豆皿スパイスつまみ
パリパリの渋皮が旨い"栗クミンペコリーノ"

パリパリの渋皮が旨い"栗クミンペコリーノ"

旬の栗を渋皮ごと素揚げして、タンニンや渋みを堪能する大人風味がお酒好きのツボを突きまくり。生栗のおいしい季節に、ぜひお試しあれ!スパイス料理でお酒を飲む楽しさは、一度体験したらやみつき必至。“スパイスと燗”を主軸に、ジャンルフリーの酒肴で魅了する西荻窪「Spice飯店」店主・岡本大佑さんに、家庭でも簡単につくれる絶品おつまみを習いました。

栗クミンペコリーノのつくり方

衣のようにパリッと揚がった渋皮の香ばしさ、クミンの香りと羊のチーズのコク味との驚きの相乗効果。こんな栗の使い方があったのか!と目からウロコがぼろぼろ。合わせるお酒の妄想が膨らんで止まらない。

おいしく飲むコツ
栗は水やお湯につけておくと皮がむきやすいが、後から揚げるため、水分が残らないように乾いた状態でむく。タンニンつながりのオレンジワインが適役。

材料材料 (2人分)

4個
ペコリーノロマーノ20g
クミンパウダー適量
花椒適量(パウダー)
オリーブオイル適量
揚げ油適量
適量

1栗をむく

栗は外側の鬼皮を包丁でむく。下側の硬い座の部分とツヤツヤした皮の境目に包丁の刃先を入れ、はがすようにむく。

栗をむく
栗をむく

2揚げる

油を160℃に熱し、1を入れて8分揚げる。

3仕上げ

2を半分に切り、器に盛って塩、クミン、花椒をふる。オリーブオイルを回しかけ、ペコリーノロマーノを削ってかけて、完成。

完成

教える人

岡本大佑「スパイス飯店」店主

岡本大佑「Spice飯店」店主

おかもと・だいすけ アジア旅行でスパイスに開眼し、東京・富ヶ谷にあるスパイス酒場「酒坊主」や、学芸大学にあるイタリアン「レインカラー」で修業。2019年に西荻窪にスパイスを使ったつまみと、燗酒やナチュラルワインを出す「Spice飯店」を開店。

外観
「西荻窪駅」の南口から出て、まっすぐ住宅街を進むと現れる、スパイスの看板が目印。2019年2月開店。
店内
全11席(カウンター7席)。カード可。禁煙。平均予算5,000円~。ビール600円~、日本酒は800円~、グラスワイン800円~、ボトルワイン3,500円~。日本酒は燗に向くどっしり系、ワインはナチュラルワイン中心。

店舗情報店舗情報

Spice飯店
  • 【住所】東京都杉並区西荻南2‐19‐5
  • 【電話番号】03‐4400‐7785
  • 【営業時間】17:00~23:00(閉店)、土日祝は15:00~22:00(閉店)
  • 【定休日】火曜ほか不定休あり
  • 【アクセス】JR「西荻窪駅」から5分

文:堀越典子 撮影:竹之内祐幸

堀越 典子

堀越 典子 (ライター)

千葉県出身。武蔵野音楽大学卒業後、ピアノ講師→音楽系出版社→編集制作会社勤務を経て独立。気がつけば、もっぱら酒食部門担当のライターに。dancyuをはじめ雑誌、PR誌、WEB媒体に食・酒・旅まわりの取材記事を寄稿。大好物はスペイン。サンティアゴ巡礼路歩きが15年来のライフワーク。