レパートリー豊かな焼きそばレシピ
素材の風味を最大限生かした"海老バジル焼きそば"

素材の風味を最大限生かした"海老バジル焼きそば"

ぷりっぷりの海老とチーズとフレッシュバジル。力強い香りをプラスして目にも鮮やかな逸品に仕上げました。枠を決めることなく、アイデアに満ち溢れた味わい広がる家焼きそばを、料理家の今井 亮さんに教えてもらいました。

“海老バジル焼きそば”のつくり方

基本の味つけは塩だけ。素材の風味を最大限生かした、これぞ引き算料理の真骨頂。

おいしさのコツ!
海老は海水程度の塩水で洗うと臭みが取れてきれいな味わいになるので、ぜひひと手間かけたい。

焼きそばのおいしさは麺の準備で決まる!

炒め始める前に麺の準備をしよう。香ばしくて歯ごたえのよい焼きそばに仕上げるための大きなポイントだ。

麺の準備
内袋ごと600Wの電子レンジで1分半ほど加熱する。
麺の準備
取り出してほぐす。切れやすいので優しく。
麺の準備
フライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、麺を広げて入れる。
麺の準備
約2分、じっくり焼く。麺には触らないで!
麺の準備
ひっくり返し、裏側も2分ほど焼いて焼き色をつける。
麺の準備
菜箸でほぐしてから取り出す。

材料材料 (2人分)

焼きそば麺2玉(蒸し、細)
海老10尾
さやいんげん10本
バジル20g
オリーブオイル大さじ2
パルメザンチーズ大さじ3
A (混ぜ合わせる)
・ 白ワイン大さじ2
・ 水大さじ1
・ 塩小さじ1/2

1下ごしらえ

いんげんはヘタを切り落として600Wの電子レンジで1 分ほど加熱し、斜め半分に切る。海老は殻をむき、背に切り目を入れて背ワタを取り、塩少々(分量外)を加えた塩水でもみ洗いし、何度か水洗いして水気を取る。バジルは適当にちぎる。

2麺を焼く

麺は電子レンジで加熱してからサラダ油大さじ1をひいたフライパンで両面をカリッときつね色になるまで焼いてほぐし、取り出す(上記参照)。

3具材を炒める

続けてフライパンにオリーブオイル大さじ1を加えて熱し、海老を入れて2分炒め、いんげんを加えてさらに1分炒める。

4仕上げ

Aを加えてひと煮立ちしたら、麺を戻し入れて手早く炒め合わせ、すりおろしたチーズ、バジルを加えてさらに混ぜる。

完成

教える人

今井 亮 料理研究家

京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ
dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ
A4変型判(120頁)
2022年8月29日発売 880円(税込み)

取材:中村裕子  撮影:鈴木泰介