ぷりっぷりの海老とチーズとフレッシュバジル。力強い香りをプラスして目にも鮮やかな逸品に仕上げました。枠を決めることなく、アイデアに満ち溢れた味わい広がる家焼きそばを、料理家の今井 亮さんに教えてもらいました。
基本の味つけは塩だけ。素材の風味を最大限生かした、これぞ引き算料理の真骨頂。
炒め始める前に麺の準備をしよう。香ばしくて歯ごたえのよい焼きそばに仕上げるための大きなポイントだ。
焼きそば麺 | 2玉(蒸し、細) |
---|---|
海老 | 10尾 |
さやいんげん | 10本 |
バジル | 20g |
オリーブオイル | 大さじ2 |
パルメザンチーズ | 大さじ3 |
A | (混ぜ合わせる) |
・ 白ワイン | 大さじ2 |
・ 水 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
いんげんはヘタを切り落として600Wの電子レンジで1 分ほど加熱し、斜め半分に切る。海老は殻をむき、背に切り目を入れて背ワタを取り、塩少々(分量外)を加えた塩水でもみ洗いし、何度か水洗いして水気を取る。バジルは適当にちぎる。
麺は電子レンジで加熱してからサラダ油大さじ1をひいたフライパンで両面をカリッときつね色になるまで焼いてほぐし、取り出す(上記参照)。
続けてフライパンにオリーブオイル大さじ1を加えて熱し、海老を入れて2分炒め、いんげんを加えてさらに1分炒める。
Aを加えてひと煮立ちしたら、麺を戻し入れて手早く炒め合わせ、すりおろしたチーズ、バジルを加えてさらに混ぜる。
京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。
取材:中村裕子 撮影:鈴木泰介