レパートリー豊かな焼きそばレシピ
太麵でがっつり楽しむ"ボロネーゼ風焼きそば"

太麵でがっつり楽しむ"ボロネーゼ風焼きそば"

本格ボローニャソースをまとった文句なしのおいしさ。麺をゆでない手軽さが魅力です。枠を決めることなく、アイデアに満ち溢れた味わい広がる家焼きそばを、料理家の今井 亮さんに教えてもらいました。

“ボロネーゼ風焼きそば”のつくり方

本場イタリアでは、ボロネーゼには平たいタリアテッレやフィットチーネが使われるので、焼きそばも太麺で。麺の味を噛みしめよう。

おいしさのコツ!
野菜のみじん切りで味のベースをつくり、挽き肉は脂がにじみ出るまでしっかり炒めて旨味を引き出そう。

焼きそばのおいしさは麺の準備で決まる!

炒め始める前に麺の準備をしよう。香ばしくて歯ごたえのよい焼きそばに仕上げるための大きなポイントだ。

麺の準備
内袋ごと600Wの電子レンジで1分半ほど加熱する。
麺の準備
取り出してほぐす。切れやすいので優しく。
麺の準備
フライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、麺を広げて入れる。
麺の準備
約2分、じっくり焼く。麺には触らないで!
麺の準備
ひっくり返し、裏側も2分ほど焼いて焼き色をつける。
麺の準備
菜箸でほぐしてから取り出す。

材料材料 (2人分)

焼きそば麺2玉(蒸し、太)
合い挽き肉150g
玉ねぎ1/2個
セロリ1/2本
にんじん1/4本
にんにく1片分(みじん切り)
オリーブオイル大さじ2
小さじ1/4
A (混ぜ合わせる)
・ トマトケチャップ大さじ3
・ ウスターソース大さじ2
・ 赤ワイン大さじ2
・ 醤油小さじ2

1下ごしらえ

玉ねぎ、セロリ、にんじんはみじん切りにする。

下ごしらえ
玉ねぎ、にんじん、セロリのみじん切りは、「ソフリット」と呼ばれるイタリア料理の香味ベースに。

2麺を焼く

麺は電子レンジで加熱してからサラダ油大さじ1をひいたフライパンで両面をカリッときつね色になるまで焼いてほぐし、取り出す(上記参照)。

3炒める

続けてフライパンにオリーブオイル大さじ1 、にんにくを入れて熱し、挽き肉と塩を入れて3~4分炒め、玉ねぎ、セロリ、にんじんを加えてさらに2分炒める。

炒める
挽き肉から脂がにじみ出て、ポロポロになるまでよく炒めるのがポイント。

4仕上げ

Aを加えて汁気が少なくなるまで煮詰めたら麺を戻し入れ、手早く炒め合わせる。

完成

教える人

今井 亮 料理研究家

京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ
dancyu定番シリーズ 焼きそば100レシピ
A4変型判(120頁)
2022年8月29日発売 880円(税込み)

取材:中村裕子  撮影:鈴木泰介