骨付きの鶏肉に衣を二度づけしてがっちりと揚げたフライドチキンは、食べごたえ十分。自家製カルダモンメイプルシロップで仕上げてお好みの甘さに、そしてアメリカンテイストに。秋のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。
アメリカ・ポートランドのレストランで食べたカルダモンメイプルシロップと胡椒がきいたフライドチキンの取り合わせ。フライドチキンは、衣を二度づけしてカリカリを超えてガリガリに揚げるのが最大のポイントです。
鶏もも肉 | 3本(骨付き) |
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塩 | 小さじ2/3 |
砂糖 | 小さじ1/4 |
白胡椒 | 少々 |
牛乳 | 1カップ |
無糖ヨーグルト | 大さじ2 |
オレガノ | 大さじ1(ドライ) |
★ 衣 | |
・ 薄力粉 | 75g |
・ 強力粉 | 75g |
・ ベーキングパウダー | 小さじ1/4 |
・ 塩 | 小さじ1 |
・ 粗挽き黒胡椒 | 小さじ2 |
揚げ油 | 適量(米油) |
カルダモンメイプルシロップ | 適量 |
鶏肉は関節のところに包丁を入れて半分に切り、表面の水気を拭き、骨に沿って切り込みを入れてできるだけ余分な脂を取り除く。包丁またはフォークで数ヶ所刺す。身の側に塩、砂糖、白胡椒の順にまんべんなくふって10分おく。
牛乳、ヨーグルト、オレガノを保存袋に入れ、1の鶏肉を加えてざっともみ込み、袋の空気を抜いて閉じる。冷蔵庫に入れ、3時間以上おく。
揚げる30分~1時間前に2を冷蔵庫から出して室温に置き、漬け汁ごとボウルに移す。
別のボウルに衣の材料を入れて混ぜる。
鶏肉の汁気をきり、皮をピンと張って衣をまぶして5分おく。再び、漬け汁をからめて衣をまぶし、2~3分おく。
揚げ油を170℃に熱し、5の皮目を下にして入れ、いじらずに2分ほど揚げ、衣が落ち着いてきたら、ときどき返しながら10~12分かけて香ばしくなるまで揚げる。
バットに網をかませて、油をきり、5分ほど休ませる。
器に盛り、カルダモンメイプルシロップをかける。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人でもある。
※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:邑口京一郎