3品目はイトヨリを使ったトルティーノです。トルティーノとは、イタリア語で重ねるという意味。ふわぱりに焼き上げたイトヨリと、ガリっと食感のじゃがいもがたまらない美味しさです。イトヨリの上品な白身を生かしたレシピを、自由が丘のイタリアンレストラン「mondo」の宮木康彦シェフに習いました。
繊細なイトヨリの白身を、ガリっと食感のじゃがいもと、旨味と酸味の効いたサワークリームソースと合わせた一品。軽い食べ心地で、お酒のつまみにもぴったり。お好きな白身魚でぜひつくってみてください。
イトヨリ | 半身 |
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薄力粉 | 適量 |
じゃがいも | 1個 |
コーンスターチ | 適量 |
塩 | 適量 |
バター | 5g(食塩不使用) |
サラダ油 | 適量 |
★ サワークリームソース* | 全量 |
・ サワークリーム | 大さじ3 |
・ アンチョビペースト | 小さじ1 |
カイワレ | 適量 |
*サワークリームとアンチョビペーストをしっかり混ぜ合わせる。
イトヨリは身が割れやすいので丁寧に扱う。魚は、手の温度だけでも身が焼けて劣化してしまうので、素早く作業し、しっかり冷やすこと。
じゃがいもは皮を剥いて、細切りにする。塩を振って10分ほど置き、水分を搾る。
じゃがいもにコーンスターチをまぶしたら、セルクルに詰める。
イトヨリの半身を半分に切って、両面に塩を振って、薄力粉を薄くまぶす。③のセルクルの上に、皮面を上にして詰める。
フライパンに多めの油を入れ温める。④をセルクルから外し、じゃがいも側が下になるように入れる。途中でバターを入れ、温度を下げながら7〜8分かけてゆっくりとじゃがいもに火を入れる。
じゃがいもがカリッとしてきたら、ひっくり返して強火にし、イトヨリも焼く。皮目が香ばしく焼けるよう、フライ返しなどで押さえる。
そのまま器に盛り、サワークリームソースをふっくらと盛り、カイワレものせたら完成。
文:小林真理 撮影:岡本寿