
きのこの種類をいくつか混ぜることで、より味わいの深いきのこ汁になります。きのこはぐつぐつ煮込まずに、優しい火加減で火を入れるのがポイントです。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
きのこは苦味がなくなるまでゆっくり煮るのがポイントです。きのこの種類は問いませんが、いくつかミックスすると香りがよくなります。
| ★ きのこ | |
|---|---|
| ・ 白舞茸 | 50g |
| ・ しめじ | 50g |
| ・ えのき茸 | 20g |
| だし汁 | 2カップ |
| 酒 | 小さじ1 |
| 醤油 | 小さじ1/2 |
| 塩 | 小さじ1/2 |
| 細ねぎ | 少々(小口切り) |
きのこは根元を切り落として、食べやすくほぐす。
鍋にだし汁を煮立ててきのこを加え、再び煮立ってきたら、酒をふり入れ、醤油、塩で調味する。火を弱めて蓋をして8~10分煮て器に盛り、ねぎを散らす。


身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。

文:中村裕子 写真:松本祥孝