とろみをつけただしに卵を流しいれることで、卵がふんわり仕上がります。存在感のある汁物は、忙しくて品数を作れないときに本領発揮しますよ。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
とろみをつけた汁に、溶き卵を糸のように流し入れた吸い物です。だしのおいしさをストレートに味わってください。
卵 | 1個 |
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だし汁 | 2カップ |
淡口醤油 | 小さじ1/2 |
塩 | 小さじ1/5 |
片栗粉 | 小さじ1 |
水 | 小さじ2 |
鍋にだし汁を入れて中火にかける。煮立ってきたら醤油、塩で調味し、水溶き片栗粉を加えて薄いとろみをつける。
ボウルに卵を割りほぐして流し入れて卵に火を通す。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:松本祥孝