こんにゃくを甘じょっぱい煮汁とおかかで炒め合わせれば、旨味が凝縮!こんにゃくがしっかり旨味を受け止めます。副菜としても、お弁当のおかずとしても重宝します。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
こんにゃくは塩でもんでから下ゆでして使うと味がよくなじみます。
こんにゃく | 1枚(350g) |
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削り節 | 1袋(5g) |
サラダ油 | 小さじ1 |
★ 煮汁 | |
・ 水 | 大さじ3 |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ 醤油 | 小さじ2 |
・ 赤唐辛子 | 1本 |
こんにゃくはスプーンで一口大にちぎり、塩大さじ1(分量外)をふってもみ、水で洗う。鍋に入れてひたひたの水を加え、中火にかけて煮立ってきたら火を弱めて5分ほどゆで、ザルにあげる。
鍋にサラダ油を熱し、こんにゃくを入れて水気をとばすように炒める。
煮汁の材料と削り節の1/2量を入れて混ぜ、弱火で10分、汁気がなくなるまで煮て冷ます。
残りの削り節を加えてまぶし、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の は」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:野口健志