料理を楽しむ人の日常ごはん
シンプルが旨い"焼き豆腐"

シンプルが旨い"焼き豆腐"

メイン料理に何を添えようか、と悩んだときにはぜひ焼き豆腐を。ご飯にも合うし、晩酌のおともにもぴったり。秋の魅力が詰まったレシピを、料理家で文筆家の麻生要一郎さんに習いました。

食べたいな、と思ったものをつくる

料理上手な人たちが日常的につくって食べている料理ってどんなもの?レシピムック『四季dancyu』に連載中の「料理を楽しむ人の日常ごはん」は、料理を生業としている人たちが、自分たちが日々食べているおかずのレシピを紹介するページです。

現在好評発売中の秋号では、料理家の麻生要一郎さんに登場いただき、秋の夕飯に食べたい料理を教えていただいています。麻生さんの料理は、自分や食べさせる人を喜ばせたいという気持ちがこもった料理。どちらかというとオーソドックスな料理が中心ですが、ほっとする味わいが秋にぴったりです。今回はそこから「焼き豆腐」をご紹介。ぜひ今晩の食卓に。

焼き豆腐のつくり方

材料材料 (3~4人分)

木綿豆腐1丁
大さじ1(好みのもの)
小ねぎ適量
鰹節適量
生姜適量
醤油適量

1豆腐の水切りをする

豆腐は布巾やさらしに包んで上に重しをし、15分ほど置いて水をきる。

2豆腐を切る

水気を拭き、横半分の薄さに切ってから、縦に半分に切る。

3豆腐を焼く

フライパンに油を入れて中火にかけ、2を入れて焼く。焼き色がついたら裏に返し、両面に焼き色をつける。醤油をかけ、長ねぎや鰹節、生姜を添えて。

豆腐を焼く
水切りをしてこんがり焼いた豆腐が美味。油は胡麻油でも米油、オリーブオイルなど好みのものを。使う油で味わいの変化も楽しめます。

教える人

麻生要一郎

麻生要一郎

建設業、飲食業を経て、「カフェ+宿 saro」を運営。現在は料理家として活動する傍ら執筆業も手がけている。「毎日食べても飽きない家庭の味」がモットー。著書に『僕のいたわり飯』『僕の献立 本日もお疲れ様でした』(ともに光文社)がある。Instagramのアカウントは @yoichiro_aso

※この記事の内容は、「四季dancyu 2022秋」に掲載したものです。

四季dancyu 2022秋
四季dancyu 2022秋
A4変型判(120頁)
2022年9月12日発売/1,100円(税込み)

文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子