鮭缶をつかったお手軽つまみ2品です。鮭の香りと旨味はすっきりとした泡のロゼと好相性なので、ぜひお試しあれ!缶詰もワインも大好きな料理家、スヌ子こと稲葉ゆきえさんに前菜からデザートまで手軽にできる缶詰料理を教わりました。各つまみに合うワインも一緒にご紹介します!
鮭とレモンは好相性。鮭とマヨネーズも好相性。そして、鮭とレモンとマヨネーズが合わされば、ワインとも好相性な一品になる。先に鮭にレモンの皮と汁をまぶすのが吉。しっとりなじんだアーモンドがいいアクセントに。
鮭缶 | 大1缶(180g) |
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にんにく | 小さじ1/2(すりおろし) |
レモン汁 | 大さじ2 |
アーモンド | 15粒 |
ピンクペッパー | 小さじ1 |
マヨネーズ | 大さじ2 |
はちみつ | 小さじ1/2 |
バゲット | 適宜(好みで) |
鮭缶は、汁をきってボウルに入れる(汁はスクランブルエッグに使うので取っておく)。にんにく、レモンの皮をすりおろして加え、レモンの汁を搾りかけ、フォークなどで鮭をほぐしながらよく混ぜる。
アーモンドは粗みじんに刻む。ピンクペッパー、マヨネーズ、はちみつとともに、1に加えて和える。好みでバゲットなどと一緒にどうぞ。
鮭缶の汁を入れることで、鼻腔をかすかに潮風がくすぐるスクランブルエッグ。火は弱火でじんわり入れること、そして混ぜすぎないのがコツ。もちろん、鮭缶の中身を入れてボリュームアップさせてもおいしい。
卵 | 3個 |
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鮭缶の汁 | 1缶分 |
ディル | 4枝(ざく切りにする) |
マヨネーズ | 大さじ2 |
すべての材料をボウルに入れて、卵を切るようにしてよく混ぜる。
フライパンに1を流し入れる。弱火にかけ、縁が固まるまで触らず、固まり出したらヘラなどでざっくりと混ぜ、ふんわりと仕上げる。
山形県産のデラウェア種とベリーA種を使用した微発泡ワイン。イチゴのような香りとザクロのような鮮烈な酸味が特徴。/タケダワイナリー ペティアン ロゼ(タケダワイナリー)
酒と料理をこよなく愛する家に育つ。出版社に勤めつつ二児を育て、料理家として独立。東京・日本橋「ギャラリーキッチンKIWI」で料理教室を主宰。手軽なのに華がある盛り上げレシピが得意。噺家・三遊亭遊雀を義兄にもち、定期的に「キウイ寄席」を開催。著書は『夜ふけのおつまみ』(KADOKAWA刊)など。ほかに「スヌ子のへべれけレシピ」(Amazonプライムビデオ)。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。
文と構成:風来青 撮影:長谷川潤