デミグラスソースやチーズを使うなど、アレンジの幅が広いハンバーグ。今回は白いご飯と相性抜群な、和風ハンバーグをご紹介します。料理名を聞いたら、味を浮かべることができる、そんな、誰もが知っているおなじみのおかずを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
ハンバーグはドイツのハンブルグのタルタルステーキが由来の料理ですが、今では日本の国民食的な存在となっています。肉をたたいてつくるプロ的なレシピもありますが、一般的には挽き肉を使ってつくります。牛肉だけでつくるとしっかりした肉感の強い食感になり、豚肉だけでつくると脂質が多いのでジューシーでふっくら仕上がります。その両方のいいとこどりをしたのが合い挽き肉。家庭では、使いやすく、また手軽でもある合い挽き肉でつくるのがおすすめ。
★ 挽き肉だね | |
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・ 合い挽き肉 | 200g |
・ 玉ねぎ | 小1/2個 |
・ バター | 大さじ1/2 |
・ 味噌 | 大さじ1/2 |
・ おろし生姜 | 小さじ1/2 |
・ 卵 | 小1個 |
・ パン粉 | 1/3カップ |
・ 牛乳 | 大さじ2 |
・ 胡椒 | 少々 |
サラダ油 | 少々 |
大根 | 150g |
醤油 | 適量 |
★ つけ合わせ | |
・ さつまいも | 中1/2本 |
・ さやいんげん | 50g |
・ サラダ油 | 大さじ1 |
・ 塩 | 少々 |
玉ねぎはみじん切りにし、耐熱の器に入れてバターをのせ、600Wの電子レンジで40秒ほど加熱して冷ます。
パン粉に牛乳を加え、湿らせておく。
ボウルに挽き肉だねの材料を入れ、手で粘りが出るまでよく混ぜる。
挽き肉だねを2等分にして水で濡らした手にとり、両手の間でキャッチボールをするような要領で余分な空気を抜く。
小判形に形づくる。
フライパンにサラダ油を熱し、ハンバーグを入れて中火で2分ほど焼き、裏に返して2分ほど焼く。
蓋をして弱火で4分ほど蒸し焼きにして取り出す。
さつまいもは皮のまま6等分の輪切りに、さやいんげんはへたを取って長さを半分に切り、サラダ油を熱したフライパンに入れて焼き、火が通ったら塩をふる。
大根は皮をむいてすりおろし、万能こし器に入れて軽く水気をきる。器にハンバーグを盛って大根おろしをのせ、つけ合わせを添え、大根おろしに醤油をかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、手ほどきdancyu「基本の い」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ